結城駅から北に600mほど歩いた、蔵づくりの街並みの一角にたたずむ「喫茶 カヂノキ」。
2019年11月に空き家だった、明治時代初期に建てられた見世蔵を改装して、オープンしました。
明治初期に建てられた蔵を改装した店舗
店内の家具や小物は大正や昭和初期のものを集めたそう。思わず、レトロな雰囲気にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えます。
店内は大正、昭和初期の家具や小物があちこちに!
店名の由来は、神話の時代に天富命が穀の木を栽培した地と伝えられるこの地とゆかりのある「穀の木」から取りました。店主の阿部貴仁さんは、「気軽に訪れて、一息つく場所として利用してほしい」と話していました。
蔵を生かしたレトロな店内は蔵とは思えない雰囲気に包まれていました
店の自慢はネルドリップで丁寧に入れる珈琲。ブレンドコーヒーには実に7種類の豆を配合しています。深入りの豆を通常より多く使い、香り豊かで奥行きのある味わいになります。運ばれてきた珈琲のカップが、またレトロで素敵です。
ネルドリップで淹れるこだわりの一杯
スイーツはメニューに載っているもののほかに、何種類か隠しているそうなので、気軽に店員さんに聞いてみてください。この日は新作の「いちごのタルト」が隠されていました。茨城県産のとちおとめをふんだんにつかったタルトは、爽やかないちごの風味と、フレッシュなローズマリーが香るクリームが絶妙なバランスでとてもおいしかったです!
今回注文した「いちごのタルト」と「ブレンドコーヒー」
スイーツは地元産のものや、季節のものを取り入れ作っているそうで、店主のこだわりがうかがえます。
モーニングや食事メニューも充実しているので、今度はぜひランチの時間に伺いたいと思います。