そば粉9割の“九一そば”が名物　足利市の老舗「第一立花」人気のえび天丼セットは食べ応え十分です

そば粉九割、つなぎ一割の「九一そば」が名物。のど越しのよい細打ちのそばの風味を引き立てるのは、4種類のかつお節を使ってだしを取った自慢のつけ汁。「汁を多めにつけて味わうのがお薦め」と、5代目店主の茂呂健助さん（43）。

ランチはそばと丼ものを合わせたセットメニューが豊富。中でも人気なのが「えび天丼セット」（1500円）。大きなエビとナスやレンコンなど旬の野菜が付き食べ応えがあります。

明治創業の老舗店。50年ほど前、４代目の茂呂祐助さん（72）が大学卒業後、修行をした店が「九一そば」を提供していたため、店を継ぐのと店舗の改装に合わせて看板に「九一そば」を掲げたといいます。

地元では「生粉打ちそば（十割）」（限定10食、900円）も好評。店内に飾られた相田みつを作の「のれん」（ろうけつ染め）も見どころの一つです。