茨城県筑西市協和地区に伝わる小栗判官伝説を再現する「第32回小栗判官まつり」が12月1日(日)、筑西市門井の筑西市役所協和支所とJR新治駅前通りで開催されます。
小栗判官伝説は、室町時代後期に小栗地方(筑西市協和地区)を治めた小栗氏の第15代城主・小栗助重が死後の世界からよみがえり、照手姫と結ばれる恋物語です。その物語は時宗僧侶の伝道などを通して中世の「説教節」となり、さらに近世の浄瑠璃や歌舞伎の題材、現代のスーパー歌舞伎の演目にもなりました。
まつりは1989(平成元)年に始まり、新型コロナのため2020年から22年まで中止されましたが、昨年4年ぶりに復活、今年で32回目になります。
華麗な戦国絵巻をほうふつとさせる武者行列が最大の見どころです。出陣式の後、馬にまたがった小栗判官が、御所車に乗った照手姫や侍女、四天王、十勇士、子ども武者ら総勢200人を引き連れて、駅前通りを練り歩きます。
小栗判官役で俳優の森岡豊さん、照手姫役で同じく内藤理沙さんが出演します。
会場では、茨城県無形民俗文化財に指定されている「小栗太々神楽」や「知行八木節踊り」など伝統芸能が披露されます。
さらに模擬店や各種体験コーナーが開設され、地元の農産物も直売されます。
新治駅前通りは午前10時から午後3時半まで歩行者天国になります。
筑西市は有料観覧席を11月27日まで販売しています。1スペース6人まで、飲み物、餅、特製焼き菓子、記念撮影付きで2万円です。
開催日時:2024年12月1日(日)午前9時~午後4時
開催場所:筑西市役所協和支所前ふれあい広場(茨城県筑西市門井1962-2)
問い合わせ:筑西市観光協会(電)0296-20-1160
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