茨城県は、樹木を食い荒らす特定外来生物のカミキリムシを駆除する活動「いばらきカミキリみっけ隊」について、本年度も6月から9月末の期間で実施しています。
小学生以上が参加でき、駆除した外来成虫10匹につき500円分の奨励金(プリペイドカード)に加えて缶バッジなどの限定グッズがもらえます。
対象はクビアカツヤカミキリとツヤハダゴマダラカミキリの2種類。初めて実施した昨年度の駆除数は3782匹に上り、プリペイドカードは計342枚配布されました。

特定外来生物「ツヤハダゴマダラカミキリ」
茨城とりぷれエリアは7市町で確認
茨城県環境政策課によると、県内で外来カミキリムシの発生や痕跡が確認されているのは19市町村。茨城とりぷれエリア8市町では、古河市、結城市、下妻市、筑西市、桜川市、五霞町、境町と、八千代町を除く7市町で確認されています。
駆除した成虫を市町村の環境主管課か県庁の生物多様性センターに持ち込むと、10匹ごとにプリペイドカードや限定グッズが贈呈されます。
10匹未満でも限定グッズがもらえます。外来種の見つけ方や見分け方などを含め、制度の詳細は環境政策課のホームページでも紹介しています。
同課は「県民参加を通じて外来カミキリムシの認知度向上や駆除促進を図る」としています。