茨城・栃木・群馬3県境エリア「住みここちのいい街」2025年版ランキング 1位は?躍進した市町も



みどり市

大手不動産会社の大東建託は、居住満足度調査「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2025<北関東版>」の結果を発表しました。茨城県西部、栃木県南部、群馬県南東部にまたがる北関東3県境エリアの生活情報サイト<とりぷれ>では、エリア内のみを抽出したランキングをお伝えします。1位はどの市町だったのでしょうか。

2024年版の記事はこちら→「北関東3県境エリア「住みここちのいい街」2024年版の1位はどこ? ランキング上位の顔ぶれに変化も」

調査の方法は?

まずは調査の概要です。大東建託では今回の調査にあたって、インターネット経由で調査票を配布・回収しました。

集計対象は北関東3県(茨城県、栃木県、群馬県)に居住する20歳以上の男女4万1,081人。2021~2025年(一部の回答のみ2020年・2019年を追加)の回答を累積しています。

とりぷれエリアの地図

質問の中で、現在居住している街について「全体としての現在の地域の評価」=「住みここち」を聞いています。

回答には、大変満足:100点、満足:75点、どちらでもない:50点、 不満:25点、大変不満:0点と点数が割り振られ、合計点数の平均値を「評点」、評点の平均値を50とした場合の平均値との差を示したものを「偏差値」として、ランキングが作成されています。

北関東全体の1位は?

まずは北関東3県全体の結果を見てみましょう。トップ10の顔ぶれは次の通りです。

■「街の住みここちランキング2025」北関東版■

順位 昨年 市町名 偏差値 評点
1位 1位 茨城県守谷市 71.3 69.1
2位 2位 茨城県東海村 68.3 67.5
3位 5位 群馬県吉岡町 68.2 67.4
4位 3位 茨城県つくば市 67.6 67.1
5位 4位 群馬県高崎市 65.2 65.9
6位 6位 栃木県宇都宮市 62.7 64.5
7位 8位 栃木県壬生町 62.6 64.4
8位 11位 茨城県牛久市 61.9 64.0
9位 14位 茨城県阿見町 61.8 64.0
10位 9位 茨城県ひたちなか市 61.3 63.7

1位は7年連続で茨城県守谷市でした。つくばエクスプレスの停車駅があり、秋葉原まで最速32分という交通利便性の高さなどが評価されています。

2位に同じく茨城県の東海村。3位には大型商業施設の進出が相次ぐ群馬県吉岡町がランクアップしています。栃木県トップは6位の宇都宮市でした。

残念ながら、とりぷれエリアの市町はトップ10入りならずという結果でした。

とりぷれエリアの1位は?

では、とりぷれエリアの市町はどんな結果になっているのでしょうか。エリア内のみのランキングがこちらです。

■とりぷれエリアの「街の住みここちランキング2025」■

順位 昨年 市町名 偏差値 評点
1位 1位 栃木県小山市 59.0 62.5
2位 2位 群馬県みどり市 58.6 62.3
3位 9位 栃木県野木町 58.1 62.0
4位 6位 栃木県佐野市 57.3 61.6
5位 4位 群馬県邑楽町 56.7 61.3
6位 3位 群馬県明和町 56.6 61.3
7位 5位 群馬県桐生市 56.1 61.0
8位 7位 群馬県太田市 54.9 60.3
9位 8位 栃木県足利市 53.2 59.4
10位 11位 茨城県結城市 51.4 58.4
11位 茨城県古河市 50.8 58.1
12位 茨城県境町 50.8 58.1
13位 10位 群馬県館林市 50.7 58.1
14位 12位 群馬県大泉町 50.4 57.9

1位は栃木県小山市です!北関東全体では15位でしたが、とりぷれエリアでは一昨年、昨年に続いてトップを守りました。エリア内唯一の新幹線停車駅があり、商業施設も多いこともあってか、安定の支持を得ています。

2位も昨年までと同じ群馬県みどり市。3位には、小山市の南に位置する栃木県野木町が昨年9位からジャンプアップを果たしました。

続いて栃木県佐野市が4位、群馬県邑楽町が5位に。人口規模の大きい街と小さい街がバランスよく入っているのも面白いところです。

1位を守った小山市。JR小山駅西口の街並み

茨城県トップは、小山市と県境を接する茨城県結城市。昨年は11位でしたが、今年はトップ10入に食い込みました。

発表対象となった偏差値50.0以上は北関東全体で53市町、とりぷれエリアはそのうち14市町を占めました。

昨年は12市町でしたが、茨城県古河市茨城県境町が新たにランクイン。喜ばしいことに、茨城県西部でじわじわと「住みここち」が上がっていることがうかがえます。

まとめ

みなさんが住んでいる街は、今年はどんな結果だったでしょうか。

とりぷれ編集部としては、今年も北関東版のトップ10に入る市町がなかったのは残念ですが、昨年より多くの市町が発表対象(偏差値50.0以上)になったのはうれしい限りです。

大東建託では、街の評価に関するさまざまなランキングを年間を通して発表しています。北関東3県境エリアの生活情報サイト<とりぷれ>でも随時、結果をお伝えしていきます。

出所:いい部屋ネット 街の住みここちランキング&住みたい街ランキング2025<北関東版>


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