茨城県は、千葉県に次ぐ梨の生産地。昼夜の寒暖差が大きい気候と、豊かな水、恵まれた土質が梨の栽培に適していることから、江戸時代から梨の生産が盛んです。茨城県のとりぷれエリアでも筑西市、下妻市、八千代町などで生産されています。
そんな筑西市の特産品でもある「梨」を100%で作った「梨の蜜」と、筑西市の農産物をふんだんに使った「筑西梨カレー」を紹介します。
製造・販売を行うのは、2021年から地域おこし協力隊として筑西市で暮らす高橋俊介さん。もともと都内で20年以上ITや映像・観光などの仕事をしていました。市の特産品である梨の「フードロス」を少しでも無くそうと、廃棄される梨を使用し「梨の蜜」を開発しました。
糖度35度以上の「梨の蜜」は、砂糖や防腐剤を一切使わず、材料は100%梨だけ。1瓶で、5個以上の梨を使用しています。こちらの商品は、同市の道の駅「グランテラス筑西」で、2022年冬から販売されており、今年からは「ふるさと納税の返礼品」にも加わる予定です。
高橋さんは、そんな「梨の蜜」を使って、毎週水曜日・デリバリー限定で、週一カリー「水曜日のタマ」を営業中です。もともとカレーが大好きで、30年以上前から趣味としてカレーを研究していたという高橋さん。現在は、近隣地域のイベントにも出店しています。
カレーは、「牛すじと梨とトマト」と「ポークびんだーる風」の2種類が定番メニュー。ほかに1ヶ月~1ヶ月半ごとにメニューが変わる「季節のカレー」があり、3月は「バターチキン」です。
素材には、筑西市の玉ねぎなど、地元産の野菜を積極的に使っています。また、カルダモンなど10数種類のスパイスを使用した香り高いカレーは、何日も煮込んだかのような熟成した味わいに。もちろん「梨の蜜」は、3種類どのカレーにも入っています。
定番の「牛すじと梨とトマト」は、一晩煮込んだほろほろの国産牛すじ肉と、昆布、トマトが混ざり合い、カレーの旨味を引き出した一品。肉が柔らかいので、子供でも安心して食べられます。また「ポークびんだーる風」は、タマネギと酢のエキスに豚肉を丸1日つけるなど、手間がかかっています。
3月の季節のカレー「バターチキン」は、ナッツペーストを使用したマイルドな味わいで、とにかく女性に大人気とのこと。
価格は全て900円。辛さ増すのは無料、2種類のあいがけ、大盛りは、100円増となります。注文は、InstagramのDMや書き込みでメッセージを送ってもらえれば、対応可能とのことです。配達範囲は、JR下館駅周辺で、駅から6㎞を超える配達の場合は、1配達あたり200円の配送料がかかります。
毎週のように注文するリピーターさんも増え、店名の「タマ」のように、猫の手も借りたい時も多いのだとか。水曜日のランチや夜ご飯に、「筑西梨カレー」のデリバリーはいかがでしょうか。
場所:茨城県筑西市野殿
営業日:毎週水曜日 ※イベントへの出店状況はInstagramでご確認ください。
営業時間:昼の注文は10時まで、夜の注文は16時まで(配達は、19時まで)
Instagram:https://www.instagram.com/wednesday_tama/