あめ色の「宝石」 フナ甘露煮作り最盛期 茨城・古河の郷土料理 文化庁「100年フード」認定 お歳暮やおせちに



最盛期を迎えたフナの甘露煮作り。大鍋に並べられたフナは長時間煮込まれ、あめ色になりました=古河市本町 グルメ
最盛期を迎えたフナの甘露煮作り。大鍋に並べられたフナは長時間煮込まれ、あめ色になりました=古河市本町

茨城県古河市の郷土料理で、正月の食卓を彩るフナの甘露煮作りが最盛期を迎えています。市内の各店は独特の甘い香りや湯気を漂わせながら、早朝から夜まで仕込み作業に追われています。

鮒甘露煮ふなのかんろには2024年に、文化庁の「100年フード」、「江戸時代から続く郷土の料理部門(伝統)」で茨城県内で初めて認定されました。

茨城・古河名産の「鮒甘露煮」が文化庁の「100年フード」認定

1902年創業の「野村甘露煮店」(古河市本町)では、大鍋に素焼きしたフナ700~800匹(約16キロ)を水や砂糖などで煮込み、あめ色の甘露煮に仕上げています。

フナの甘露煮

フナの甘露煮

お歳暮やおせち料理用などとして買い求める客が増える11~12月は、年生産量の半分に当たる2~3トンを作るということです。

野村則之社長(53)は「ぜひ召し上がって、いいお正月を迎えてほしい」と話していました。

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白いごはんが欲しくなりますし、日本酒にも合いそうですね。


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