つくば霞ケ浦りんりんロード(旧筑波鉄道敷と霞ケ浦一周ルート)の桜川市エリアを走る、初夏の自転車旅2回目です。
焼きそばがメインの飲食店「TuZKu(つづく)」で昼食休憩後、300メートルほど進むと真壁休憩所(旧真壁駅)。ここまで岩瀬駅から約10キロメートルです。真壁休憩所には駐車場(20台)もあり、ここから自転車を乗り出すこともできます。もちろんトイレもあります。
真壁といえば、江戸・明治時代の蔵や門などが現存し、茨城県で唯一の国伝統的建造物群保存地区に選定されています。
筆者は古い町並みが大好き。自転車の方向を変えて町並みへこぎ出しました。
日野商人関東進出最古の酒蔵
真壁休憩所から西へ300メートルほど走ると大きな蔵のある風景が目の前に広がります。酒蔵「村井醸造」です。村井醸造は交差点に建ち、右側には板塀が続いています。
ここでまたちょっと道草です。
入り口の表示板を見ると、村井醸造は近江日野商人の関東進出のもっとも古い酒蔵とありました。店舗には酒がずらりと並んでいます。思わず飲みたくなりますが、飲酒運転になってしまいます。ぐっとこらえて、お土産に「真上」(4合瓶1470円)という、人気のある酒を買いました。家に帰ってからのお楽しみです。
真壁の町を散策
おいしいお土産も買って引き続き町並みを散策します。下宿通りには旅館や店舗が建ち並び、昔へタイムスリップしたかのようです。
御陣屋前通りでは筆者のように自転車で散策している人もいました。まっすぐ目的地に行くもの悪くありませんが、つまみ食いのように散策するのもよいものです。
町の中心地にある真壁伝承館にも立ち寄ってみました。歴史資料館には真壁の町並みのジオラマがありました。壁には一棟一棟の説明が展示されていて、真壁の町並みの成り立ちなどを学ぶことができました。
真壁伝承館を出ると、すぐそばにある村上書店の奥さまから「どこから来たんですか」と呼び止められました。奥さまから「真壁めぐり」というパンフレットを手渡され、町並みの見どころなどを伺うことができました。桜川市の人たちは親切です。
いただいたパンフレットの中にあった町並み撮影ポイントに行ってみました。伝承館から自転車で3分ほどの桜井地区です。道路の両側に蔵や門が建ち並んでいます。歩いている人はいませんでしたが、静かなたたずまいが気に入りました。
親孝行のあんドーナツ
最後に立ち寄りたいお店があります。市営高上町駐車場の近くにある白川菓子店です。「とりぷれ」ライターたぬリーヌさんが紹介した店です。
さっそく親孝行のあんドーナツ(70円)とこの時期限定の柏餅(100円)を購入しました。気さくなご主人がお茶を入れてくれて、親孝行話を伺いながらお菓子をいただきました。おかげでますます元気になりました。(続く)
住所:桜川市真壁町真壁198
電話:0296-23-8521
公開時間:9:00~16:30 入場料:無料
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
ホームページ:真壁伝承館歴史資料館