栃木農業高校、栃木工業高校、栃木商業高校の3校統合によって誕生する新校の名称について、栃木県教育委員会は「栃木共創高校」に決定したと発表しました。中高一貫校に再編する小山高校は「小山中等教育学校」となります。
気になる新校名の由来は…?
いずれも栃木県教育委員会が7月2日(木)に発表しました。
地元住民や学校関係者などでつくる新校設立準備委員会が新校名を選定し、県教育委員会定例会で決定。今後、県議会での条例改正を経て正式決定となります。
栃木共創高校の命名の趣旨について、栃木県教育委員会は「専門的な学びと学科横断的な学びを通して、新たな社会的価値を生み出す創造性をもち、地域や社会の未来を担う人材を育成する高校になってほしいとの願いを込める」としています。
また、栃木県教育委員会では「第三期県立高等学校再編基本計画」(2024~2035年度)で、複数の専門学科を持った「未来共創型専門高校」の設置を掲げています。3校統合の新校もそのひとつに位置付けられており、「共創」というワードの由来といえそうです。
栃農(とちのう)、栃工(とちこう)、栃商(とちしょう)の名で親しまれてきた3校。「栃木共創高校」という校名はまだピンと来ないですが、栃共(とちきょう)あるいは共創(きょうそう)の愛称が当たり前になる日も来るのでしょうか。
農・工・商の学科名も決定
3校統合の新校「栃木共創高校」については、同時に7つの学科の名称も発表されました。

新校の設置場所となる栃木商業高校
農業に関する学科が「農業科学科」と「食品科学科」、工業に関する学科が「機械システム科」と「電気科」と「電子情報科」、商業に関する学科が「商業科」と「情報処理科」。
栃木工業高校の機械科が機械システム科に変更となる以外は、従来の学科名を踏襲しています。
新校の開校は2028年4月。栃木市片柳町にある現在の栃木商業高校の敷地に新校舎が建設されますが、当面は3校の現校舎を使用する形となります。
中高一貫化しても「小山」
同じ2028年4月、1つの学校で6年間の中高一貫教育を行う「中等教育学校」に再編される小山高校。
中等教育学校の名称は全国的に「地名+中等教育学校」になる例が多く、小山高校の場合も「小山中等教育学校」に決まりました。

小山高校
栃木県教育委員会は、命名の趣旨について「広く社会に貢献する人材を輩出してきた歴史、伝統及び実績を礎として、中等教育学校としてのさらなる発展を目指す」としており、これまで小山(おやま)、小高(おこう)として親しまれてきた伝統に配慮した形です。
再編後の定員は1学年120人。中学校3年間が前期課程、高校3年間が後期課程にあたり、後期課程は「普通科」となります。
2027年度に小学6年生(現小学5年生)を対象とする1期生の入学者選考を実施。2030年度の中学3年生からは高校入試で小山高校を受験することができなくなるため、進路選択への影響も大きくなりそうです。
