「麺屋なか乃」の塩らーめんは絶品でした。 グルメ
「麺屋なか乃」の塩らーめんは絶品でした。

食堂の中にあるラーメン店は絶品の味でした 「麺屋なか乃」 自家製麺、水戸の人気店で修業 朝ラーも 茨城・筑西市



ラーメン大好きな友人から茨城県筑西市小栗においしいラーメン店がオープンしたと聞き、さっそく食べてきました。

その店は「麺屋なか乃」といいます。教えてもらった場所に着きましたが、ラーメン店はなく、あったのは「なかの食堂」です。

なかの食堂・麵屋なか乃=筑西市小栗

なかの食堂・麵屋なか乃=筑西市小栗

メニュー表が二つ

店前の駐車場はいっぱいだったため、案内表示に従い道路反対側の民家に車を止めました。

道路反対側の民家の奥にも駐車場があります。

道路反対側の民家の奥にも駐車場があります

しかし、「なかの食堂」はどう見ても食堂で、ラーメン店には見えません。

店の戸を開け、「ここはラーメン屋さんですか」と尋ねると、「食堂とラーメン店です」と店員さん。カウンターへ案内されるとメニュー表が置いてありました。

何とメニュー表は二つです。「なかの食堂」と「麺屋なか乃」。

一つの店で二つのメニュー。見比べると面白いです。

一つの店で二つのメニュー。見比べると面白い

「なかの食堂」を切り盛りしているのは中野雪子さん。昭和56年に開店し、40年以上にわたって地域の方々に親しまれ続けてきた食堂です。

厨房で腕を振るう雪子さん

厨房で腕を振るう雪子さん

そこに2024年7月、茨城県水戸市の人気ラーメン店「ふる川」で修行した息子・啓司さんが「麺屋なか乃」を開店したのです。

厨房はカウンター側がラーメンの調理場、後ろ側が食堂の調理場。同じ厨房にいながら別々の調理をしているのが何とも面白いです。

食堂とラーメン屋が共存する厨房

食堂とラーメン店が共存する厨房

人気の「塩らーめん」を味わう

食堂のメニューも気になるけれど、今回はラーメン。「塩らーめん」「醤油しょうゆらーめん」「えび塩らーめん」「鶏白湯ぱいたんらーめん」…どれもおいしそうで目移りしてしまいます。

「麵屋なか乃」のメニュー。並盛も大盛も同じ値段です。

「麵屋なか乃」のメニュー。並盛も大盛も同じ値段です。

店員さんにお薦めを聞くと「塩らーめんが人気です」とのこと。その言葉に後押しされ「塩らーめん」(930円)を注文しました。

人気の「塩らーめん」

ホタテ、アサリ、エビなどから取ったスープは透明感があり、うまみとコクが十二分に感じられます。麺は自家製でシコシコとした食感。スープによく絡みます。

チャーシューは豚肉と鳥肉。豚肉はスモークされていて、燻製くんせいのいい香りがします。

麺うまし、スープうまし、チャーシューうまし。いつもはスープを残しますが、今回は飲み尽くしました。筆者がこれまで食べたラーメンの中でトップテンに入るおいしさです。

調理は別でも楽しく会話する雪子さんと啓司さん

調理は別でも楽しく会話する雪子さんと啓司さんの親子

親子で営む食堂とラーメン店。次は雪子さんの定食を食べることを約束し、満足感と共に店を後にしました。

そうそう肝心なことを忘れていました。営業時間は午前9時から午後2時まで。「朝ラー」も楽しめることも付け加えておきます。

なかの食堂 麵屋なか乃
所在地:茨城県筑西市小栗1896
電話:0296-57-4121
営業時間:午前9時~午後2時(日曜・月曜定休)

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