今年秋に始まる「茨城アフター・デスティネーション・キャンペーン(DC)」に合わせ、茨城県桜川市内の3寺院の塔を巡るイベント「桜川三塔巡り」が10月5日(土)に開幕します。三塔は、桜川市富谷の「小山寺」(富谷観音)、本木の「雨引山楽法寺」(雨引観音)、椎尾の「椎尾山薬王院」(椎尾薬師)です。三重塔の御開帳や特別にデザインした御朱印台紙の配布などを企画しています。桜川三塔巡り実行委員会は準備費用をクラウドファンディング(CF)で募集しています。
最も古い富谷観音の三重塔は室町時代の建築で国重要文化財、江戸時代に建てられた雨引観音の多宝塔と薬王院の三重塔は茨城県指定文化財になっています。実行委員長で地域おこし協力隊員の三村邦彦さん(62)は「三塔が桜川市に残ったストーリーや貴重性をぜひ体験してほしい」と呼びかけています。開催期間は10月5日から12月1日までになります。
開催に向け、茨城県日立市在住の切り絵作家、竹蓋年男さんに塔を題材に制作してもらい、御朱印台紙のデザインとして活用します。台紙の製作費や広告費などをCFで募ります。第1目標は80万円、第2目標は120万円。僧衣の着付け体験や仏像の1日貸し出しなど、ユニークな返礼品を用意しています。
CFの募集は8月31日まで。CFを運営する「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」の専用サイトから申し込みます。問い合わせは三村さん(電話)090-7842-4339