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静かな空間で上質な日本茶と読書を 太田市「吞龍文庫 ももとせ」 



上質な日本茶を落ち着いた雰囲気で楽しめるカフェが静かなブームを呼んでいます。茶の湯をベースにした日本茶のブックカフェ「吞龍文庫 ももとせ」もその一つです。お店は「子育て呑龍さま」の名で親しまれる太田市の大光院の表参道にあります。

白と水色がさわやかな市松模様ののれんが目印

大きな木製の引き戸を開けて店内に入ると、シックなインテリアに囲まれ、落ち着いた気持ちに。一期一会や一座建立といった茶道の精神を大切にしており、貴重な抹茶「宇治孫右ヱ門・蒼穹(そうきゅう)」をはじめ、全国各地から厳選した日本茶を揃えているほか、毎月限定茶も登場します。店長の真尾京子さんは「産地や品種により、香りも味も異なることを感じてほしい」と話しています。

「上級煎茶」(770円)は4種類から選べる

日本茶に合わせる茶菓子として、桐生市の香雲堂から毎日仕入れる上生菓子と、好きな飲み物が選べる「ももとせセット」がおすすめ。上生菓子は週替わりで、季節の移ろいを感じられます。干菓子2種と日本茶の「お干菓子セット」もあります。
そのほか、濃く練った抹茶にミルクやトニックウォーターを合わせたものや、茶粥、白玉ぜんざい、桑茶パンの餡トーストなど多彩なメニューが楽しめます。

美しい所作でお茶を点てる真尾さん

隠れ家のような非公開の茶室を活用したワークショップや茶会、体験会なども開催。お得にカフェが利用できる定額制サービス「ももとせ友の会」も好評です。月々3,300円で月4回まで1ドリンクのサービス、茶室を個室として何回でも利用できるなどの特典があります。

壁面の棚に並ぶ茶器とたくさんの本

お店が厳選して販売している茶葉や茶道具も上品で美しいものばかりで、目移りしてしまう。
店名を漢字で書くと「百年」。人の一生に例えられる時間を示しています。長きにわたり、さまざまな出会いの場となるよう名付けたそうです。日々の喧騒から離れ、自分と向き合うにうってつけな場所です。

呑龍文庫 ももとせ
住所:群馬県太田市金山町14-7
電話:0276-55-5460
営業時間:13:00-18:00(ラストオーダー17:30)
定休:火・水曜、第1月曜
HP:https://momotose.jp

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