茨城県筑西市下中山の「すし大」さんは、女性が1人でも入れるアットホームな雰囲気の、町のおすし屋さんです。
店は1977(昭和52)年に、初代の正根寺洋さんがJR下館駅南口に開いたのが始まりです。10年後の87(昭和62)年に現在地に移転オープンし、37年が経過しました。
カウンター7席、テーブル2席と、12人まで対応できる座敷があります。洋さんと奥さま、息子さんで2代目の和人さんの家族3人で切り盛りしています。
和人さんは、すしを握り接客する洋さんの姿を見て、すし職人になろうと決意。東京都内の2店で修業した後、筑西に戻りました。
リーズナブルな料金で新鮮な魚介類をおいしく食べていただく、というのが「すし大」のコンセプトになります。
魚介類は豊洲や宇都宮、大洗などのほかに「羽田市場」から仕入れています。「羽田市場」から毎週水曜日に、漁師さんが取った新鮮な魚介類が、通常のルートより2~3日早く店に届くのです。
その新鮮なネタ、届いてからさらに熟成させたネタを巧みに使い分けながら握っているのが、「すし大」のすしです。
和人さんによれば、リーズナブルな料金設定によりネタの回転が早くなり、新鮮なネタが提供できるという流れになっています。
午前11時半から午後2時(ラストオーダー午後1時半)のランチタイムは、「おまかせ10貫にぎり」が1100円でコスパ最強。巻き物が入りボリューム一番の「ワンコインダブル」が1210円(同)、「上にぎり」(1870円)、「季節の特選にぎり」(2420円)、特上にぎり(2970円)などとなっています。
うれしいことに、ランチタイムは全てのメニューに味噌汁、小鉢、デザート、コーヒーが付きます(玉子サンド、単品そば除く)。価格は全て消費税込みです。
ディナータイムは午後5時から同9時半(ラストオーダー午後8時半)になります。握りのほかに海鮮丼(990円~3850円)もお薦めです。
握りや海鮮丼はもちろんですが、ほかにお薦めなのが11~2月限定の「アンコウ鍋」。茨城名物の「どぶ汁」ではなく、30年以上変わらないという、バター風味のオリジナルスープ。2人前(5500円)からで、量たっぷりなので3、4人で食べられます。
メヒカリの唐揚げも人気です。鮮度のいい、大きめのメヒカリが6、7匹で880円。こちらは通年メニューです。
和人さんは「アン肝、マダラの白子、寒ブリ、そして白身魚全般がおいしくなります」と冬のメニューを挙げます。
創作料理にもこだわり、酢飯を使ったまかない料理から生まれた「寿司屋の特性オムライス」(880円)、伝統のだし巻き卵をパンとからしマヨネーズ、キャベツのピクルスでサンドした「出汁巻き玉子サンド」(660円)、和人さんが打つ、1日5食限定の本格手打ちそば(660円)も名物になっています。
テイクアウト、旧下館市内を目安に出前にも対応。忘年会新年会の予約も受け付けており、各種プランがあります。
和人さんは「お客さま一人一人の顔を見ながら心を込めて握っています。お気軽に、そして特別な日に、お好きなように味わっていただきたい」と話しています。
所在地:茨城県筑西市下中山584-4
営業時間:午前11時半~午後2時(ラストオーダー午後1時半)/午後5時~午後9時半(ラストオーダー午後9時)
定休日:火曜・第3水曜
電話番号:0296-22-3910
ホームページ:https://www.sushidai0348.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/shoukonji