栃木県の下野新聞社では、LINE公式アカウント「とちぽ」のお友だちに茨城県、群馬県の印象や県民性を聞くアンケートを行いました。外からすれば同じように見える北関東3県ですが、3県の真ん中に位置する栃木県民からはどのように見えているのでしょうか?
茨城・群馬で連想するものは?
まず、栃木県民がお隣の茨城県、群馬県それぞれに対して「最も連想するもの」は何でしょうか。
茨城県のトップは「納豆」。全国的にそうかもしれませんが、やはり茨城=水戸納豆のイメージが強いようです。
2位は北関東3県で唯一、茨城県のみが面している「海」。3位はネモフィラやコキア、国内最大級の野外音楽フェス“ロッキン”でも知られる観光名所「国営ひたち海浜公園」でした。
1位 | 納豆 |
2位 | 海 |
3位 | 国営ひたち海浜公園 |
4位 | 干し芋・さつまいも |
5位 | 筑波山 |
群馬県では「温泉」がトップ。こちらも草津、伊香保、四万といった名だたる温泉地の存在を考えれば、納得の結果でしょうか。
2位はテーマパークまである特産品の「にんにゃく」。3位は誕生から30年を迎えた“永遠の7歳”、群馬県マスコットキャラクターの「ぐんまちゃん」でした。
1位 | 温泉 |
2位 | こんにゃく |
3位 | ぐんまちゃん |
4位 | 富岡製糸場 |
5位 | 焼きまんじゅう |
栃木から見た隣県の県民性は?
では、栃木県民は関わりの深い茨城県民、群馬県民の「県民性」について、どう感じているのでしょうか。
茨城県民に対しては「親しみやすい」が49.2%で最多。「まじめで粘り強い」(15.4%)、「社交性が高い」(10.8%)と続きました。
群馬県民に対しても「親しみやすい」が最多でしたが、茨城よりやや低い34.1%。「まじめで粘り強い」(26.1%)、「保守的」(13.2%)と答えた割合は茨城を上回りました。
ちなみに、栃木県民に「栃木県民の県民性」を聞いた過去のアンケートでは「保守的」が最多。次いで「まじめで粘り強い」「親しみやすい」「消極的」の順でした。
総じていえば、栃木県民は茨城・群馬県民に対して「栃木県よりも親しみやすい人が多い」と思っているのかもしれません。
*割合を算出する際には回答から「特にない・わからない」を除外しました
より親近感があるのはどっち?
地理的に“横並び”の北関東にあって、3県の真ん中に位置する栃木県。より心理的な近しさを感じているのは、どちらの県なのでしょうか。
茨城県に対しては「とても親近感がある」が27.9%、「まあまあ親近感がある」が53.0%。親近感を抱いている人の合計は8割を超えました。
一方、群馬県に対しては「とても親近感がある」が19.8%、「まあまあ親近感がある」が48.8%。親近感を抱いている人の合計は約7割で、茨城県を下回りました。
回答結果の比較からは、群馬県より茨城県のほうに「より親近感を持っている」ことがうかがえます。
理由は定かではありませんが、別の設問では各県を「月1回程度以上訪れる」人の割合が茨城県のほうが高い結果となっており、親近感にも影響していることが考えられます。
特に親近感を感じている市町は?
両県への親近感について、市町別で掘り下げて見てみましょう。
茨城県に対して「とても親近感がある」人が多いのは、益子町、野木町、那珂川町、小山市、真岡市、那須烏山市。
群馬県に対して「とても親近感がある」人が多いのは、足利市、佐野市、壬生町、栃木市でした。
いずれも県境を接しているか、県境が近い市町ばかりです。
やはり<とりぷれ>の栃木県内エリアの市町はすべて含まれています。隣県との結びつきの強さを感じますね。
ちなみに、栃木県内の<とりぷれ>エリア中央に位置する栃木市では、「とても親近感がある」人の割合が高いのは群馬県、「まあまあ親近感がある」を含めた割合が高いのは茨城県という興味深い結果が出ています。
アンケートの実施概要
アンケートは、プレゼント応募やポイ活ができる下野新聞社のサービス「とちぽ」のLINE公式アカウントで実施しました。
茨城県に関するアンケートは10月24日~11月5日に行い、1,003人が回答。群馬県に関するアンケートは10月16日~10月21日に実施し、1,113人が回答しました。
「とちぽ」では栃木県民の本音を探るアンケートを随時実施しています。アンケートに答えることでポイントを貯めることができ、アマゾンギフト券などに交換可能です。
なお、無作為抽出で民意を把握する世論調査ではありません。