茨城県結城市で1月11日(土)に開催された「開運! 結城七福神めぐり2025」(結城市観光ボランティアガイド協会主催)に参加しました。観光ボランティアガイドと市商工観光課の皆さんが案内してくださり、神社仏閣の多い結城市内を楽しく歩くことができました。
歴史の町を楽しく歩く
七福神は人間に幸福を与えてくれる神様七柱で、恵比寿、大黒天、弁財天、毘沙門天、布袋尊、福禄寿、寿老人になります。七福神を祭る神社仏閣を新年に参拝する「七福神巡り(詣)」は江戸時代後期に定着しました。
JR水戸線の結城駅近くに車を止め、同駅午前8時58分発の小山行きに乗って隣の小田林駅で下車します。
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JR水戸線小田林駅。この日は抜けるような青空に恵まれました
今回は小田林駅をスタートし、金光寺~市杵島神社~孝顕寺~毘沙門堂~健田須賀神社~蛭児神社~大輪寺と巡って、水戸市寄りに2駅東の東結城駅に近い乗国寺で解散する行程になっています。約7.5キロ、昼食休憩等を含め約6時間と、古河市で1月5日(日)に実施された古河七福神めぐりの約7000歩より長距離、長時間になりました。
「7000歩で達成! 古河七福神めぐりにチャレンジ」はこちら
小田林駅南側の駐車場で受け付けを済ませます。参加者は約50人。例年より多いそうです。準備運動をして冬の朝の硬い体をほぐします。
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スタート前に体操をして体をほぐします=結城市小田林
午前9時45分ごろにスタート。まずは約1キロ先の金光寺(寿老人、結城市小田林)を目指します。すぐに、途中の茨城トヨタ自動車結城店トイレ休憩となり、ゆっくり確実に進みます。
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最初の目的地、金光寺を目指し歩きます
金光寺(寿老人)
最初の目的地、金光寺に到着しました。市から配布された資料によりますと、1200(正治2)年の開山で、結城家初代朝光公が観音堂を建立して聖観音を祭り、自身の守り本尊にしたと伝わっています。
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寿老人を祭る金光寺=結城市小田林
観音堂の近くに石の寿老人も祭られています。市ボランティアガイド協会の寺戸一哉会長(73)が寺の縁起や、長寿と富貴の神である寿老人について説明してくれます。寺戸会長は毎日1万歩以上歩いているそうで、筆者よりはるかに健脚であるとお見受けしました。
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結城市観光ボランティアガイド協会の寺戸一哉会長の説明に耳を傾けます=結城市小田林
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金光寺の寿老人=結城市小田林
寿老人と観音堂にお参りし、住職から御朱印と飴をいただきました。
続いて市杵島神社(弁財天、結城市結城)に向かいます。金光寺から約2.8キロ。小山市寄りから結城市中心部方面へ戻るコースとなり、これが本日の最長区間になります。
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畑の近くや住宅街をてくてく歩きます
市杵島神社と孝顕寺(弁財天)
快晴の空の下、ハクサイ畑に面した道や住宅街などをてくてく歩いて、午前11時20分ごろに市杵島神社に着きました。1591(天正19)年の創建で、地域の人たちから「立町の弁天さん」と親しまれています。
小さなお社ながらコイが泳ぐ池が整備されています。順番にお参りし、弁財天ならぬ女性観光ボランティアガイドの説明に耳を傾けます。
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市杵島神社にお参りします=結城市結城
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女性の観光ボランティアガイドさんが分かりやすく説明してくれました=結城市結城
ここの弁財天像は歩いて5分ほどの孝顕寺(結城市結城)にお祭りされているので、移動して本堂に上がらせていただき、拝観させていただきました。八つの肘に弓や矢、刀などを持つ美しい像で、顔はちょっと厳しめ。結城市の文化財に指定されています。
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孝顕寺の山門=結城市結城
孝顕寺は1515(永正12)年の創建。葵の紋が徳川家(結城家)ゆかりの寺であることを物語り、名刹の雰囲気が漂います。
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住職がお見送りしてくださいました=結城市結城
曹洞宗の寺院らしく、定期的に座禅会を行っているそうです。興味のある方は問い合わせてみてください。
さあ、前半戦最後の目的地は、孝顕寺から徒歩約5分の所にある毘沙門堂(毘沙門天、結城市結城)です。
毘沙門堂(毘沙門天)
毘沙門堂は、元は多聞寺という寺院で、1735(享保19)年より前に成立していたことが、資料などから明らかになっています。現在は住宅と住宅の間でひっそりと息づいているような印象です。
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毘沙門堂にお参りします=結城市結城
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毘沙門堂の内部
結城市指定文化財の毘沙門天像は、光福寺(結城市結城)に安置されているそうです。
4カ所、3人の福の神にお参りを済ませ、前半戦終了、昼食休憩です。筆者は次の目的地、健田須賀神社(大黒天、結城市結城)に近いそば店で昼ごはんにしました。