館林出身の作家、田山花袋が描いた若い男女の恋模様 館林の記念文学館で企画展 読んでなくても楽しめます



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群馬県館林市出身の作家、田山花袋の代表作「蒲団」の世界を紹介する企画展「追補 蒲団の世界―若き恋人たち―展」が6月22日まで、館林市の田山花袋記念文学館で開かれています。館林市の市制施行70周年記念の企画展です。

好評で会期延長

企画展のテーマでもある「蒲団」を読んだことがない人でも楽しめる展示です。好評のため、会期が延長になりました。
「蒲団」は、田山花袋自身を主人公のモデルとし、その周辺人物たちとの恋模様や苦悩をつづった私小説です。

登場人物の相関図

目でも楽しめる内容

今回は、ヒロインのモデルになった岡田美知代と、その恋人のモデルとされる永代静雄に焦点を当て、明治の時代を駆け抜けた若き2人の恋模様を紹介しています。

挿絵

田山花袋記念文学館の担当者は「田山花袋は文豪や明治の小説家という難しいイメージがあるかもしれませんが、今回の展示では2人が交わした華やかでかわいらしい絵はがきを多数展示し、目でも楽しめる内容になっています」と話しています。

2人が交わしたかわいらしい絵はがき

5月に3回、6月に1回展示解説会

展示解説会を5月4、13(花袋忌)、25、6月1日の午後2時から実施します。

希望者は直接会場へ。展示解説会の日は終日入館無料です。

追補 蒲団の世界―若き恋人たち―展
会期:6月22日まで
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)
休館日:月曜(4月28日と5月5日は開館)
入館料:一般220円など
会場:田山花袋記念文学館(群馬県館林市城町1ー3)
問い合わせ:0276・74・5100=田山花袋記念文学館

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