新しい酒蔵などを題材にまちのデザインやにぎわい創出などを提案する「令和蔵(結乃酒蔵)デザインシンポジュウム」が2025年11月28日午後2時から、茨城県結城市国府町の市民情報センターで開かれます。

「令和蔵(結乃酒蔵)デザインシンポジュウム」のパンフレット
茨城大、宇都宮大、日本工業大が合同の大学院授業と研究室活動で実施した「もの・まち・建築づくりワークショップ」の成果を報告し、これからの時代の新しい酒蔵、伝統のものづくりを核とした地域拠点のデザインとまちのにぎわい創出などを、市や蔵元に提言します。
3大学の大学院生18人がパネラーを務めます。入場無料。
結城のまちは結城氏初代朝光の城下町として鎌倉時代から栄え、酒造りも盛んに行われてきました。結城酒造には江戸時代安政6年(1860年)の鑑札が残されており、160年を超える歴史を有していました。
しかし2022年5月の火災で、江戸時代後期に建設された国登録文化財の「安政蔵」と「新蔵」の酒蔵2棟などを焼失。現在、新しい酒蔵「令和蔵(結乃酒蔵)」の建築を目指しています。

煉瓦煙突
1903(明治36)年に建築され今も残る、国登録文化財の煉瓦煙突=結城市結城
前社長の浦里和明さんは「火災で酒造りはできなくなりましたが、多くの皆さんの励ましで酒蔵を再築したいという思いが高まりました。今回のシンポジウムを再築の第一歩としたい」と、力を込めて話しています。

前社長の浦里和明さん
開催日時:2025年11月28日(金)午後2時開場
会場:結城市民情報センター3階多目的ホール(茨城県結城市国府町1-1-1)※入場無料
問い合わせ:☎070-4498-8577(浦里さん)
