ニューイヤー駅伝は栃木県の“目と鼻の先”を走っていた! コース内でも屈指の勝負所です



桐生市

2026年1月1日(木・祝)、群馬県前橋市の群馬県庁発着で行われる第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)。栃木県民にとっては「隣の県で行われている大会」という程度の認識かもしれませんが、実は単なる“お隣”どころではないのです。県境との距離わずか300m。まさに目と鼻の先をランナーたちが通過します。

最寄り駅は栃木県

その場所は、群馬県桐生市境野町7丁目の消防南分署前交差点。県道316号(太田桐生線)を北進してきた5区(太田市役所~桐生市役所の15.9km)の選手たちは、この交差点を左に折れ、県道67号(昭和通り)を北西へ進んでいきます。

消防南分署前交差点のセブン-イレブン側から見た栃木県方面(奥)

この県道67号(昭和通り)を反対方面に進むと、200mほどで桐生川を渡る橋があり、その先はもう栃木県足利市です。

鉄道の最寄り駅は、JR両毛線の小俣駅。群馬県ではなく、栃木県足利市小俣町にあります。そこからの距離は1kmちょっとですので、十分に徒歩圏内です。

優勝争いを占う要所

前回大会(2025年1月1日)では、この消防南分署前交差点が全国の駅伝ファンから注目を浴びました。

それまで単独で先頭を走っていたトヨタ自動車の西山雄介選手を旭化成の大六野秀畝選手、Hondaの青木涼真選手が吸収。3チームがひと固まりとなって、この交差点を通過していったのです。

最終的には旭化成が5年ぶり26度目の優勝を飾り、Hondaが2位、連覇を狙ったトヨタ自動車が3位に。7区間100kmという長丁場の中でも、大会を象徴するスポットとなりました。

前回大会でこの場所が注目されたのは偶然ではありますが、必然でもあります。

後半のエース区間とされる5区は、2区に次いで2番目に距離が長いうえ、向かい風の影響も受けやすいタフな区間。その5区の終盤にあたるため、順位変動が起こる可能性が高いのです。

テレビ中継でおなじみの松原橋。前回大会当日に撮影したため、奥にはテレビカメラ用の撮影台が見えます

ちなみに、すぐ近くには渡良瀬川に架かる松原橋があります。TBSのテレビ中継の定点ポイントが置かれているため、各チームのランナーが通過していく姿が映し出されます。

クマの出没に注意

コース屈指の勝負所にして、栃木県に最も近い応援ポイントですが、今回は周辺エリアで観戦の自粛が呼びかけられています。

近隣でクマの目撃情報が相次いでいるためで、無料駐車場として例年開放される松原橋公園も今回は使用できません。

クマがコース周辺に居座るなどした場合には、影響のある区間を中止にするという方針も発表されています。

桐生中継所でトップでのたすき渡しを待つHondaの久保田徹選手(前回大会から)

周辺での応援を考えている方は、桐生市役所の第5中継所か、太田市役所の第4中継所の近くなどを検討するとよいでしょう。


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