筑西市上平塚のザ・ヒロサワ・シティ体育館(下館総合体育館)隣に「Cafeラパン」はあります。れんが造りのかわいらしい外観です。
店の外に張られた、イギリスパンの大きなポスターが目を引きます。「Cafeラパン」にはベーカリー「パン工房しらとり」が併設されており、こちらも人気があるということなので期待が高まります。
広く明るい店内はカフェスペース(Cafeラパン)とベーカリー(パン工房しらとり)に分かれ、パンの香りが漂っています。
まず「Cafeラパン」でランチをいただきます。ラパンはフランス語でウサギを意味します。
ボリュームのあるランチ
ランチはAからEまで5種類のセットがあり、メインディッシュにサラダ、スープ、ドリンクが付いて1500円(税込み、Dセットのみ1900円)。AからDセットのメインディッシュはパスタ、Eセットはオムライスでした。この日はAセットの「ベーコン南欧野菜.モッツアレラのトマトソースのパスタ」を注文しました。
料理はベテランシェフの手作り。使用する野菜は地元産で、新鮮そのもの。量もたっぷりです。この日のスープはカボチャ。カボチャの甘みとコクが十分に感じられます。パスタもたっぷりの野菜と大きめのベーコンがトマトソースに絡まり、モッツアレラチーズが味を一層引き立てます。ボリュームがありましたが完食しました。ドリンクはアイスカフェラテにしました。こちらもミルクの風味がまろやかで、体に染みました。大満足です。
ランチの後は、パン作りの工程について、「Cafeラパン」と「パン工房しらとり」を運営する社会福祉法人征峯会法人本部事業推進室の小野瀬順子課長に話をうかがいました。
施設は就労継続支援B型の事業所でもあり、障害のある人たちが日々業務に関わっています。パン作りでも成形や焼成ほか全工程で役割を担っています。
人気のイギリスパンにロイヤルゴマパン
「パン工房しらとり」で提供する大人気のイギリスパンには、茨城県産の小麦「ゆめかおり」に発酵バター、栃木県那須市の御養卵など材料にもこだわり抜いて、添加物なし、香料も極力使わずに、消費者の健康を意識して作っています。
月に300本以上売れるという「ロイヤルゴマパン」は創業当時からの商品で、ごまのパンに挟まれたきな粉クリームのやさしい味が特長です。生乳45%で御用卵使用のアイスクリームも口当たりが良く人気があります。
小野瀬課長は「障害がある、ないに関わらず、すべての人が助け合い、共に生きていく社会づくりに貢献をしていきたい」と笑顔で話してくれました。
店は地域住民の憩いの場になっています。障害者アートが飾られていて、豊かな感性、想像力などに引き付けられます。温かく、かわいらしい空間で、おいしい料理やパンを召し上がってみてはいかがでしょうか。
所在地:茨城県筑西市上平塚591-1
営業時間:午前10時~午後5時(日曜定休)
電話番号:0296-45-8085
インスタグラム:https://www.instagram.com/pankobosiratori_lapan