筑西の「ちくせい花火」を1.5倍楽しもう！〈上〉　10月19日　“時速2万21発”　茨城の匠・3社が競演

茨城県筑西市の「道の駅グランテラス筑西」周辺を会場に10月19日（土）、「ちくせい花火大会2024」が盛大に開催されます。打ち上げを担当するのは、全国の各競技大会で優秀な成績を残している山﨑煙火製造所（茨城県つくば市）、森煙火工場（同筑西市）、野村花火工業（同水戸市）の3社。茨城県内の煙火（花火）業者だけで打ち上げる大会は、ここ「ちくせい」だけです。プログラムの表紙がうたうように「茨城が誇る花火師の競演」になります。

大会を目前に控え、「ちくせい花火実行委員会」が置かれる筑西市商工観光課を訪問、花火業者との交渉から大会進行まで全てを担当する信田有哉さんに、プログラムの見どころや新企画などをうかがいました。

「ちくせい花火大会2024」のチラシを持つ、筑西市商工観光課の信田有哉さん＝筑西市役所

「ちくせい花火大会2024」のプログラム

花火＋音楽＋ナレーション＝エンターテインメントショー

今大会のスターマインは、全てフルコーラスの音楽付きとなります。花火業者と信田さんが知恵を絞って選んだ曲は、来場する誰もが知ってるような曲が中心で、花火とのシンクロも見ものになります。シナリオ作成にも力を入れており、ナレーションを含めたエンターテインメントショーを演出します。

こだわりのオープニング

昨年は、北島三郎の「まつり」で好評を博しましたが、今年も中村美律子さんの「河内おとこ節」で幕開けします。山﨑煙火製造所こだわりの選曲で、合いの手を入れながら盛り上がることができそうです。

「端数」の訳は

午後6時から同7時までの1時間に打ち上げられる花火は、正確には2万21発。端数の21発の内訳は、打ち上げ開始のカウントダウンで打ち上げる祈りの三重芯銀点滅1発と、1市3町が合併し誕生した筑西市20周年を記念したプログラム「珠玉の名華　祝砲20連発！」の20発です。全て直径約30cmの尺玉。山﨑煙火製造所、野村花火工業の五重芯菊や幻想イルミネーションをはじめ、3社が得意とする尺玉はスタートプログラムにふさわしいラインアップです。

霊山太鼓とミュージックスターマイン

筑西市と友好関係にある福島県伊達市の伝統芸能「霊山りょうぜん太鼓」の生演奏との競演は、初の試みになります。霊山太鼓保存会の皆さんは、当日に向けて練習に余念がないそうです。

筑西市×アイドルマスターグループ

市制施行20周年の筑西市は、同じく20周年を迎えた人気アイドル育成ゲームと期間限定でコラボレーションすることが決定し、この花火大会から企画がスタートします。

缶バッジなどの特典付きで、声出し、ペンライトOKのアイドルマスター応援席は即時完売しました。お客さま参加型のプログラムを、会場のみんなで盛り上げましょう。

昨年の「ちくせい花火大会」より（筑西市提供）

※〈下〉に続きます。

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