田園、川、花のある風景。そしてご当地ラーメンも ひと
田園、川、花のある風景。そしてご当地ラーメンも

秋の自転車旅②筑西市〈下〉サケがさかのぼる川、コスモス街道、ラーメン、そして晩酌のつまみ総菜



筑西市の地域おこし協力隊、谷島やじま直哉さんにガイドをお願いして秋の茨城県筑西市を回る自転車旅。今回はその続きになります。

田園、川、花のある風景

道の駅「グランテラス筑西」を満喫した後は本格的なサイクリングになります。

まずは田園風景の中を走ります。この日は曇り空でしたが、遠くに常陸三山(筑波山、足尾山、加波山)の山々が見えました。

常陸三山(筑波山・足尾山・加波山)の眺め

常陸三山(筑波山・足尾山・加波山)の眺め

自転車を下りて景色に見入ります。

「都会の人たちはこのような風景に癒やされるようです」と谷島さん。天気が良ければ爽快なサイクリングを楽しめます。

20分ほど走ると五行ごぎょう川に出ました。ここから川沿いにサイクリングロードが整備されています。

五行川沿いのサイクリングロード

五行川沿いのサイクリングロード

道幅は狭いのですが、川面を眺めながらのんびりと走ることができます。五行川は鮭が遡上そじょうする川で、晩秋になるとその姿を見ることができるそうです。

しばらく川を眺めていましたが、この日は見ることができませんでした。

そのまま2キロメートルほど走ると、色鮮やかな風景が目に飛び込んできました「勤行ごんぎょうコスモスロード」です。

ちょうど見頃でした。道路沿いにたくさんのコスモスがきれいな花を咲かせていました。川の風景に続き花の風景。このコースは見どころがたくさんあります。

約2キロメートルの勤行川コスモスロード

長さ約1.5キロメートルの勤行川コスモスロード

外観にびっくり! でも味は

栃木県との県境まで走り、折り返して再び市街地へ。ちょうど午後1時、昼ご飯の時刻です。

下館と言えばラーメン。谷島さんの案内で「たまや」という店に行きました。住宅街にあり、外観を見てちょっと不安になりました。戸も開けにくいようで、店のおばちゃんが開けてくれました。

中華そば「たまや」=下館市甲

中華そば「たまや」=筑西市甲

店内はテーブルが4つ。懐かしい昭和時代にタイムスリップしたかのようです。谷島さんはワンタンメン(850円)、筆者は野菜タンメン(850円)を注文しました。

野菜タンメン(左)とワンタンメン

野菜タンメン(左)とワンタンメン

野菜タンメンは名前にたがわず野菜たっぷり。スープは塩味ですっきりした味です。それほどお腹は空いていませんが一気に食べてしまいました。

外観からは想像できないおいしさ。まさに地元の人たちから愛されているラーメン店でした。

最後は晩酌のつまみ

昼食も済ませ、楽しい自転車旅もいよいよ終わりが近づきました。

ここで筆者のわがまま、晩酌のつまみにする総菜の購入です。苦笑いしながら「最近できた店があるのでそこへ行ってみましょう」と谷島さん。

市街地を3分ほど走ると到着しました。これまた住宅街にある「おツネ」という店です。でも、総菜店というより食堂です。食堂をメインに総菜も販売しているようです。

食堂「おツネ」=筑西市甲

食堂「おツネ」=筑西市甲

中に入ると、テーブル席があり、厨房の前に総菜が並んでいました。

これから飲むのは日本酒なので、それに合うつまみ(ひじき煮と根菜の煮物)を購入しました。

総菜の他におにぎりや焼きそばもありました。

総菜のほかにおにぎりや焼きそばもありました

ただこの「おツネ」、メニュー表を見て記者魂に火がつきました。総菜も含め後日、改めて取材し紹介したいと思います。

楽しみな晩酌のつまみもできて、午後1時50分、下館駅に戻りました。

約15キロメートル、ちょうど4時間の自転車旅でした。地元をよく知る人に案内してもらうと、定番のところに加え穴場を楽しむことができます。

谷島さんはサイクリングツアーも主催していますので、気軽に相談してくださいということでした。

勤行川コスモスロード
場所:茨城県筑西市小林地先
問い合わせ:0296-20-1160(筑西市経済部観光振興課)
中華そば「たまや」
所在地:茨城県筑西市甲342
電話:0296-22-2670
営業時間:午前11時~午後6時(日曜定休)
食堂「おツネ」
所在地:茨城県筑西市甲727
営業時間:午前7時~午前9時/午前11時半~午後1時半
定休日:土日祝日と月末(29日~)
サイクリングガイド 谷島直哉(日本サイクルツーリズム協会認定)
地域体験サイクリング:6時間1〜6名 22,000円〜
電話:070-4484-5070
ホームページ:こちら

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