歌人・石川啄木ゆかりの岩手県盛岡市で15日に開幕する全国高校生短歌大会(短歌甲子園)に、茨城県の県西地区から県立結城二高、県立下館一高、県立下館二高の3校が出場します。本番に備えて3校は合同練習、用意した作品を読み上げ、互いに鍛え合いました。

短歌甲子園の全国大会に向け合同練習を行う生徒ら=結城市結城
20回目となる今年は、全国から34校40チームの応募があり、予選を経て前回優勝・準優勝のシード校を含む21校21チームが進出を決めました。茨城県からは県西3校と県立緑岡高が出場します。
各校は3人一組となり、題詠に沿って事前に作った短歌を先鋒、中堅、大将の順に相手チームと互いに読み合い、審査員の質問に答えます。
県西3校は8月2日、結城市結城の結城二高で、本番を想定した模擬練習を実施しました。生徒たちは緊張した様子で自身の作品を読み、言葉の使い方や表現の意図などを問う顧問教師らの質問に回答しました。
練習に参加した結城二高2年、木下侑さん(16)は「初出場のメンバーに楽しんでもらえるよう頑張りたい」、下館一高1年、菅初菜さん(15)は「自分の力を最大限発揮し、優勝を目指したい」、下館二高2年、菊池亜衣音さん(16)は「どんな質問でも返せるように挑みたい」と、それぞれ意気込んでいました。