栃木県栃木市にある植物園「とちぎ花センター」で、“神秘的な青い花”として知られるヒスイカズラが咲いています。長ければ5月下旬まで楽しめそうとのことで、ゴールデンウィーク(GW)期間中の近場での外出におすすめのスポットです。
ヒスイカズラとは?
ヒスイカズラは、フィリピンのルソン島を原産とするマメ科のつる性植物です。
現地の人でも滅多に見ることができないといい、絶滅危惧種にも指定されています。

特徴的なヒスイカズラの花
なんといっても特徴的なのは、鮮やかな翡翠色&鳥のくちばしのような形をした花です。
とちぎ花センターの永島安紀さんは「自然界ではあまり見られない色をしています。毎年、開花すると見に来るというファンも多い花です」と話します。
2025年の咲き具合は?
とちぎ花センターでは、鑑賞大温室「とちはなちゃんドーム」でヒスイカズラを見ることができます。

大温室内にあるヒスイカズラの壁
4月18日(金)に訪れた際は、5房ほどがきれいに咲いていました。

ぶら下がるように花が咲く房

地面すれすれで見頃を迎えた房
開花のペースは房によってそれぞれ。上、真ん中、下…。3~4mはあろうかというヒスイカズラの緑の壁の中から、見頃の房を“かくれんぼ”状態で探し出します。
永島さんによると、今年は一度に咲く房の数こそ少ないものの「細く長く」楽しめそうとのこと。

もう少しで咲きそうな房
例年は5月中旬頃に一段落しますが、今年は5月下旬まで咲いている房がありそうです。
フェスタの内容は?
とちぎ花センターでは5月6日(火・振)まで「ヒスイカズラフェスタ」として、さまざまな催しが行われています。
第2企画展示室では「ヒスイカズラごり推し展」が開催中(こちらは5月27日まで)。ヒスイカズラの魅力を「これでもか!」と伝える内容で、“本物”を見た後ならより深く楽しめます。
毎年好評のオリジナルグッズは、新たに手ぬぐい(990円)とガチャガチャ(1回300円)が追加されました。
ガチャガチャは、とちぎ花センターのX(Twitter)にこれまで登場したヒスイカズラアートを模したキーホルダーなどが当たります。
脱線しますが、とちぎ花センターのX(Twitter)についての記事はこちらです。
大温室の各日先着30人には、かざすだけでおしゃれな写真を撮れる「ボタニカード」のプレゼントも(100円で購入も可能)。

ボタニカードで写真を撮ると…
さらに、園内の「はなカフェ」では、ヒスイカズラの花をモチーフにした限定メニュー「ヒスイフロート」(450円)、「ヒスイソーダ」(350円)などを提供しています(いずれもコースター付き)。
ダース・ベイダー来園!?
ヒスイカズラが咲く大温室では、ダース・ベイダーにそっくりな「アリストロキア・サルバドレンシス」という中米原産の植物の花も咲いています。

8体?ほどがずらり
入館料は大人500円、小中学生110円(3~5月のベストシーズン料金)。5月6日(火・振)までの「洋蘭展」も含めて、大温室内のすべての展示が見られます。
GW期間中は無休で開園しています。
期日:2025年3月22日(土)~5月6日(火・振)*ヒスイカズラごり推し展は5月27日(火)まで
時間:9:30~16:30
会場:とちぎ花センター(栃木県栃木市岩舟町下津原1612)
入館料:大人500円、小中学生110円(3~5月)*大温室以外は無料
HP:https://www.florence.jp/