特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」 下妻市
特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」

外来カミキリムシ退治してプリペイドカードもらおう! 小学生以上対象 茨城県、駆除促進へ「みっけ隊」発足



特定外来生物のカミキリムシを皆で退治して、サクラやウメの木を守ろう!
茨城県は新規事業として「いばらきカミキリみっけ隊」を発足させ、県内12市町を活動エリアに小学生以上の県民を対象に参加を募っています。
サクラなどに寄生して枯死させる、特定外来生物の「クビアカツヤカミキリ」と「ツヤハダゴマダラカミクリ」との2種を対象に、成虫個体を県生物多様性センターか、これまでに発生や痕跡が確認されている12市町の担当窓口に持ち込むと、10匹につき500円分の奨励金(プリペイドカード)と交換できます。
特定外来生物「ツヤハダゴマダラカミキリ」

特定外来生物「ツヤハダゴマダラカミキリ」

特定外来生物のカミキリムシの駆除で、茨城県が県民を対象に奨励金を出すのは初めてです。

「とりぷれ」エリアは5市町

12市町のうち、「とりぷれ」エリアは古河市、筑西市、下妻市、桜川市、五霞町の5市町が含まれています。そのほか、水戸市、つくば市、土浦市、石岡市、笠間市、小美玉市、常総市が対象です。
成虫発生のピークを迎える6~9月を期間とし、生きたまま持ち運ぶことは法律で禁じられているため、見つけた際には捕まえてその場で踏みつぶすなどの対応を奨励しています。
奨励金は250万円の予算内で交付されます。また、10匹未満の駆除でも缶バッジやエコバッグが先着順に配られます。特別な手続きは必要なく参加できます。
特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」

特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」

クビアカツヤカミキリは体長25~40ミリ。黒く光沢があり、前胸部、いわゆる首は鮮やかな赤色をしています。幼虫がサクラやモモ、ウメなどの樹木の内部を食害で弱らせ、枯らしてしまいます。
茨城県では2019年に古河市のハナモモで被害が確認され、その後は五霞町とつくば市でも確認されています。国内では茨城県を含む13都府県で確認されています。
ツヤハダゴマダラカミキリは体長20~35ミリ。羽に約20個の白い斑点があります。農地や公園、街路樹、学校などの樹木に深刻な被害を及ぼす可能性があります。
「いばらきカミキリみっけ隊」の活動エリアとなる12市町のうち、五霞町を除く11市町で被害や痕跡が確認され、さらにほかの自治体でも生息しているとみられています。国内では茨城県を含む8県で確認されています。
外来カミキリムシが確認された11市町

外来カミキリムシが確認された12市町

茨城県生物多様性センター(茨城県環境政策課)
所在地:
水戸市笠原町978の6(茨城県庁14階)
電話:029-301-2940
ホームページ:https://www.pref.ibaraki.jp/seikatsukankyo/kansei/tayosei/kamikirimikketai.html

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