茨城県筑西市川澄の「道の駅グランテラス筑西」が拡張されます。駐車場不足を解消し、子どもの遊び場を増やします。2027年3月の完成を目指します。
筑西市道の駅拡張整備推進課によりますと、建設予定地は約3万1300平方メートル。総事業費は約23億6400万円で、合併特例債などを活用します。
駐車場は新たに330台分を確保し、既存の駐車場(361台)と合わせて運用します。信号機のない環状交差点「ラウンドアバウト」も導入することにしています。
遊び場には、空気を入れて築山状に膨らませた「ふわふわドーム」を開設します。今回の工事と並行し、市の鳥ツバメの巣をイメージした、高さ13メートルの大型複合遊具なども整備します。障害の有無を問わない「インクルーシブ(分け隔てのない)」という理念を掲げ、車いすに乗ったまま遊べる遊具なども導入します。
拡張工事の起工式が2025年11月27日、施設西側の建設予定地で開かれ、関係者ら約50人が工事の安全を祈願しました。

起工式でくわ入れを行う設楽詠美子市長=筑西市川澄
筑西市の設楽詠美子市長は「地域に愛され、県内外からも多くの皆さまが集う道の駅を造っていきたい」と述べました。
道の駅グランテラス筑西は19年7月に開業。25年9月には来場者が700万人に達しました。
