JR東日本が運行する周遊型寝台列車「TRAIN SUITE(トランスイート)四季島」が2025年12月6日(土)、水戸線の岩瀬駅(茨城県桜川市犬田)に停車しました。ホームに降り立った乗客らを市民らが出迎えました。

JR岩瀬駅=桜川市犬田
四季島は12月13、20日、2026年1月10、17、24、31、2月7、14、21、28、3月7、14、21、28日のいずれも土曜日の午後1時6分ごろに岩瀬駅に到着します。JR水戸支社と桜川市は手旗などを用意して、出迎え、見送りへの参加を呼び掛けています。

岩瀬駅ホームには市民や鉄道ファンらが多数詰めかけました=桜川市犬田
四季島は10両編成。1号車と10号車は展望車、5号車はラウンジカー、6号車はダイニングカーになっています。2~4号車と7~9号車はスイートやデラックススイートなどさまざまなスタイルの寝台車になっています。10両編成ながら定員は34人となっています。
四季島は6日午前9時50分ごろ上野駅を発車し、最初の停車駅・岩瀬駅の1番ホームに約2分遅れの午後1時8分ごろに着きました。

岩瀬駅の1番ホームに入る四季島=桜川市犬田

四季島の先頭車両を撮影する人たち=桜川市犬田
10両編成でホームより長く、9両目の途中と10両目はホームからはみ出していました。

岩瀬駅ホームからはみ出した四季島の9、10両目=桜川市犬田
ホームでは市民や鉄道ファン、JR、桜川市関係者ら100人以上が待機し、四季島と乗客たちに手旗を振って歓迎しました。乗客らは“熱烈歓迎”ぶりに驚いたり感激していました。その後岩瀬駅前から観光バスに乗り込んで、栃木県益子町へ移動しました。

手旗を振って乗客を歓迎する市民ら=桜川市犬田
四季島はホームに約20分停車。その間、車掌ら乗務員が市民らに四季島の車両の説明をするなどしました。

四季島のクルーから説明を受ける女性たち=桜川市犬田

四季島の車掌から名刺を手渡される子ども=桜川市犬田
栃木県小山市から撮影に来た男性は「車両の素晴らしさに感動しました」と話し、シャンパンゴールドの美しい車体をカメラに収めていました。
乗客を降ろした四季島は岩瀬駅を出発し、次の停車駅の宇都宮線小金井駅に向かいました。益子町観光を終えた乗客を小金井駅で迎えます。このツアーは、ほかに山梨県小淵沢町や北杜市白州などを1泊2日で回ります。

次の停車駅、宇都宮線の小金井駅に向かう四季島=桜川市犬田

四季島を歓迎する手旗
駐車場は桜川市役所岩瀬支所が利用できます。問い合わせは市商工観光課☎0296-55-1159。
