「このお店行ってみない?」。以前、友人に誘われてから大ファンになりましたので、「とりぷれ」読者の皆さまに紹介します。
寺社が多く、蔵造りの建物が散在する、歴史を感じさせる結城の街に「真盛堂」はあります。1932(昭和7)年に創業した「真盛堂」は現在、「手作り和菓子処 真盛堂」と、併設の「和カフェ 甘味茶蔵」に分かれています。
まずはお食事です。1903(明治36)年に建てられた蔵を改装した、重厚な印象の「和カフェ 甘味茶蔵」を訪れると、1階のカフェは満席。人気の高さがうかがえます。
趣のある階段を上がり、2階へ。事前に連絡していたので予約席を用意していただきました。「和カフェ」の名の通り、座敷のある、和の空間です。
オーダーしたのは「お赤飯DXセット」。ふっくらお赤飯に、油ののった焼きサバ、すだれ麩のごま酢和え、切り干し大根、薄味ながらだしがしっかりしたみそ汁…など体に優しいおかずがたくさん。
ちなみに、すだれ麩は結城市で作られている郷土料理とのこと。かつて城下町として栄え、寺院なども多く建てられたため、そこで食べられる精進料理に使われた食材の一つだったそうです。味、食感ともに最高でした。
それだけでも十分なのに、さらに人気商品「ゆでまんじゅう」や「カフェオーレ大福」などを選ぶことができます。今回はカフェオーレ大福をチョイス。さらに、あんみつとアイスコーヒーもついています。すごすぎます。1650円(税込み)はお値打ちです。
連れは「おろし竜田プレート」を注文。たっぷり新鮮な野菜とジューシーな竜田揚げ。このセットにもカフェオーレ大福をつけてもらいました。このボリュームで1100円(税込み)はうれしい限りです。
また、平日限定で甘味食べ放題を行っています。制限時間60分(ラストオーダー50分)、1人1650円(3歳以下無料、小学生半額)、1日1組(4人まで)限定で、午後2時開始。前日の午後4時までに予約が必要です。あんみつ、パフェ、大福、ぜんざいほかメニューは豊富です。
おなかも心も満たされた後は、隣にある「手作り和菓子処 真盛堂」に入店します。こちらには、先述の「ゆでまんじゅう」はじめ魅力的な和菓子が並び、お客さんも並んでいます。和菓子はどれもこれも本当に魅力的で目移りしてしまいます。
ちなみに、先ほど「和カフェ 甘味茶蔵」でおいしくいただいたカフェオーレ大福は、和と洋をコラボさせた看板商品だそうです。
料理も甘味も最高。そして和の雰囲気漂うくつろぎの空間。つむぎの里結城の「和カフェ 甘味茶蔵」で、至福の時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
所在地:茨城県結城市結城1362
電話番号: 0296-47-3266(茶蔵)、0296-33-3645(真盛堂)
営業時間:午前11時半~午後4時(茶蔵。季節により変動あり)、午前8時~午後6時(真盛堂)
定休日:木曜(祝日の場合は営業)、日曜
ホームページ:http://shinseidou.info/