おじさんライター2人が挑む筑波連山大縦走。上・中・下3回続きの「中」になります。
🏔️おじさん2人が挑む、筑波連山23キロ日帰り大縦走〈上〉燕山への急登
🏔️おじさん2人が挑む、筑波連山23キロ日帰り大縦走〈下〉完登できたのか

左のスタート地点から右のゴール地点まで歩いています(画像は桜川市商工観光課提供)

筑波連山の縦断図(桜川市観光協会ハイキングマップより)
🏔️常陸三山2つ目の足尾山へ
快調に加波山登頂を果たし、巨岩・怪石の続く登山道を足尾山へ向かいます。

加波山山頂付近の巨石群
すると前方に男性2人の登山客が見えます。その後を追うように30分ほど下ると車道(北筑波稜線林道)に出ます。
丸山山頂(576m)付近を通る車道を歩きながら、2人連れに声をかけると、茨城県守谷市から加波山・足尾山を登りにきたということです。年齢は70代半ばだそうです。
車道を15分ほど歩くと一本杉峠(425m)。ここから登山道に入り、一緒に足尾山を目指しますが、足腰の強い人たちで、速いペースでぐんぐん登っていきます。70代後半とは思えません。

足尾山への登山道。。70代半ばの男性2人が元気に登っていきます
ややきつめの登山道を30分ほど登り、午前10時50分、常陸三山2つ目の足尾山(627m)に登頂しました。スタートからの距離は約12キロメートル、所要時間は5時間20分です。
空には薄くもやがかかっていますが、筑波山がどっしりと大きく見えます。でも行程はまだ半分。筑波山はまだまだ遠くに感じられます。

足尾山山頂から望む筑波山。ゴールは左側の女体山山頂です=午前10時50分
足尾山で昼食を兼ねて長めの休憩。足を休め、持参したおにぎりを食べてエネルギーを補給します。ビールを飲みたくなりますが、それは下山後の楽しみに残します。
30分休憩し午前11時20分、足尾山を出発します。石段を慎重に下り、足尾神社にお参りして、足が痛くならないように祈願します。

足尾神社は足の神様。足の守護にご利益があると言われます
🏔️スカイスポーツを見学
足尾神社からは再び車道(北筑波稜線林道)を歩きます。車道沿いにハンググライダーやパラグライダーの離陸場があり、スカイスポーツ好きの人たちでにぎわっていました。
鳥にように空を飛ぶのは気分爽快なのでしょうが、おじさんたちにはとてもできそうもありません。

パラグライダーで離陸を試みる男性
離陸場を通り過ぎ、午後0時2分、きのこ山(527m)に到着しました。あずまやがありますが休憩しないで通過します。

きのこ山山頂=午後0時2分通過
きのこ山からは一部車道を歩きながら杉林の中の登山道を下っていきます。下りは多少ホッとするものの、転倒によるけがは下りが多いので気が抜けません。

杉林を縫うように登山道があります。
🏔️第二の難所「幽霊林道」
午後0時30分、県道石岡筑西線の上曽峠(309m)に出ました。ここから第二の難所、上曽峠と県道月岡真壁線の湯袋峠をつなぐ通称「幽霊林道」を歩くことになります。
登山道は途中から車道になりますが、幽霊が出るという噂や都市伝説のような話を何度も耳にしています。避けたいのはやまやまながら、ここを通らないと完全登頂になりません。
昨年、オカルトマニアの猫パンチさんに誘われて歩いていて、途中で男性の不気味な声を聞きました。そういう意味で恐怖の難所です。

第二の難所「幽霊林道」
それでも、一度歩いていてルートは分かっているので、気持ちに余裕があります。前回不気味な声を聞いた沢沿いのあたりも、新緑を眺めながら楽しく歩くことができました。

新緑が美しい幽霊林道
ただ、やはり異変はありました。
下山後教えられた話で、幽霊林道の出口付近で同行のとりぷれライター猫パンチさんのスマホが作動して、7秒ほどの映像が記録されていました。幸い、変なものは映っていませんでした。スマホを取り出す時にどこかに触れてしまい、録画してしまったのだと思いますが…。
🏔️2024年5月配信 「『幽霊林道』をちょっとだけビビりながら歩く」〈上〉
🏔️2024年5月配信 「『幽霊林道』をちょっとだけビビりながら歩く」〈下〉

幽霊林道・湯袋峠手前にある石仏。赤い布に覆われてお顔が見えません
幽霊林道を無事に通過し、午後1時10分、県道月岡真壁線の湯袋峠(226m)に、予定より10分遅れて到着。ほぼコースタイム通りながら、ここまで約19キロメートルを歩いてきました。おじさんたちも疲労の色が出できて、足取りも重くなってきました。
完全登頂まで残り4キロメートル。しかし最後に標高差651メートルという最大難所が待ち構えています。
おじさん2人は最大難所を突破してゴールの筑波山山頂に立てるのか?
ここまでは小波来がリポートしました。次回筑波山登山は猫パンチさんがお伝えします。