去年配信した紅葉記事がよく読まれているので、遅ればせながら行ってきました。茨城県筑西市下平塚の最勝寺です(撮影日は2025年11月27日です)。

現在見頃をやや過ぎた印象ですが、12月上旬くらいまで楽しめそうです。

最勝寺本堂前で葉が赤や黄に色付いた木々=筑西市下平塚
最勝寺は鎌倉時代の1258(正嘉2)年に親鸞聖人の高弟、最勝坊入道実勝公により開創された古刹です。清瀧山真珠院という美しい山号・院号を持っています。

最勝寺の本堂=筑西市下平塚
江戸時代に幕府から十万石の格式と百石の朱印を賜り、多くの学僧名僧を輩出して隆盛を極めました。

散り落ちた葉も美しい=筑西市下平塚
ところが1902(明治35)年9月の暴風雨で、薬師堂を除くすべての堂宇が被災してしまい、その後復興を重ねて現在に至っています。

散り落ちた葉が浮かぶ池とおよぐコイ=筑西市下平塚
見所は京都の職人が手入れをした回遊式庭園で、境内の木々が鮮烈な赤や黄に色付き、訪れる人を魅了します。

本堂北側の「悟りの庭」=筑西市下平塚

水に浮かぶモミジの葉=筑西市下平塚
竹林の緑との対比も見事です。

最勝寺の北側にある竹林=筑西市下平塚
庭園は、悟りを開くまで導いてくれる13の仏様(十三仏)の教えをテーマにしており、参道は悟りへの発心を人に促す「発心の庭」、本堂北側は悟りの境地を表す「悟りの庭」、そして本堂西側は十三仏を詣でる「修行の庭」として整備されています。

十三の仏様を巡ることができます=筑西市下平塚
そぞろ歩くだけで心が洗われるような気持ちになります。

心洗われる最勝寺庭園=筑西市下平塚
庭師の方が随時、説明してくれます。
入場無料。駐車場あり。予約制で茶道や呈茶を体験することもできます。
所在地:茨城県筑西市下平塚57
電話番号:0296-24-4639
駐車場:あり
