栃木県小山市塚崎に昨年(2025年)11月、国産小麦と天然酵母を使用するパンのお店「捏 -kone-」がオープンしました。シンプルで噛むほどに美味しいハード系のパンと、ユニークな成り立ちから“新しいかたちのパン屋さん”として注目を集めています。
介護士とパン職人の二刀流
「捏」がオープンしたのは、城南・雨ケ谷地区から南に3kmほどの場所にある特別養護老人ホーム「栗林荘」の敷地内です。
栗林荘では、一般の方と施設を利用するお年寄りたちが垣根なくつながるための環境づくりとして、昨年秋に大規模な施設リニューアルを行いました(くわしくはこちらの記事)。

栗林荘の敷地内にオープンした「捏」
誰でも利用できるスケートボードパークやバスケットボールコート、子ども向けの遊び場などが整備され、その一環で「捏」もオープンしました。
製造を担うのは、栗林荘で介護士として働く田仲さん。10代のころから独学でお菓子やパン作りに親しんできた経験を活かし、このお店に携わっています。
本格石窯×選び抜いた素材
田仲さんは石窯パンの修行や試作を重ね、イベント販売などを通して準備を進めてきました。常設のパン店として満を持してのオープンとなりました。
店内に入ると、まず目に入るのは大きな石窯。
「捏」では自家製酵母と天然酵母、国産小麦といった選び抜いた素材だけを使用し、本格的な石窯でパンを焼き上げています。マーガリンや添加物は使わず、余計なものは足さない製法が特徴です。

大ぶりのバケット明太は1本680円。ハーフ(350円)でも購入できます
カンパーニュやバゲットなどのハード系のパンが多くそろい、噛むほどに小麦の風味が広がります。

人気のあんバターベーグル(280円)
栗林荘スタッフが炊いたあんこを包んだ「あんぱん」や「あんバターベーグル」も人気商品です。
施設と地域をつなぐ存在に
利用者の声をきっかけに、カレーパンなどの限定商品が並ぶ日もあるそう。焼き上がるパンの香りに誘われて、11時の開店にあわせて訪れる人の姿も見られます。

シンプルなカンパーニュや食パンがおすすめ
素材を活かして丁寧に焼き上げられたパンは、日々の食卓に寄り添う味わい。
高齢者施設内にありながら、地域の人も立ち寄れる「捏」。人が集い、日常がゆるやかに交わる場所として、これからの展開にも注目です。
住所:栃木県小山市塚崎463-1
営業時間:11:00~15:00
営業日:木・日曜日(変動あり。詳しくはInstagramにて)
Instagram:https://www.instagram.com/kone.ritsurin
