栃木県小山市の中心部で、小山市原産の桜「思川桜」が満開を迎え、街を春色に彩っています。気になるのは、いつごろまで見頃が続くのかということ。4月16日(火)に開花状況を確かめてきました。
思川桜ってどんな桜?
思川桜は、1954年に小山市内の思川の近くで採取された種子を育てたところ、新種と判明した「突然変異種」です。
花びらは10片ほどの半八重咲き。ソメイヨシノと八重桜の中間の時期に、淡い紅色のかれんな花を咲かせます。
思川桜の木は、思川河川敷や祇園城通り、小山総合公園などに植えられています。その数、なんと約3000本!市花にも制定されていて、広く市民に親しまれています。
気になる開花状況は?
ソメイヨシノと同様、今年は開花が遅かった思川桜。小山市役所商業観光課によると、昨年より11日遅い4月8日(月)に開花し、先週末の暖かさで一気に見頃を迎えました。
思川桜堤
小山市役所西側の思川桜堤では、堤防沿いにずらりと並んだ桜が青空に映えていました。散歩をしながら桜を見上げる人、カメラを構える人…。春を実感する光景ですね。
こちらは小山市役所西側駐車場から見上げた景色です。まさしく、今が満開といった様子。22日(日)までライトアップ(18:00頃~21:00)も行われます。
祇園城通り
JR小山駅西口から市役所、観晃橋方面に続く祇園城通りの桜並木も満開です。国道4号線交差点の歩道橋を上ると、“桜のトンネル”ができていました。
少し開花の進みが早いのか、通りから見上げると、葉が出ている木もちらほら。見に行くなら今のうちがよさそうです。
小山総合公園
小山総合公園にも足を運んでみました。こちらも、今まさに満開といった様子。木によっては葉が少しのぞいていました。
総合公園といえば…恒例の鯉のぼりとの競演も楽しめます。この日も、風に舞って悠々と泳いでいました。
園内では、子どもたちの遊び場として人気がある「わんぱく広場」の遊具がリニューアル中。「4月下旬より新規遊具利用開始予定」との掲示もあったので、ゴールデンウィークに間に合えばうれしいですね。
見頃はいつまで続く?
市内では、思川桜堤の白鴎大学大行寺キャンパス東側、乙女1丁目の山下通り、飯塚の市道221号線沿いなども思川桜の名所として知られています。
小山市役所のホームページ(https://www.city.oyama.tochigi.jp/)では、この時期は平日毎日、最新の開花状況を写真付きで更新していますので、参考にしましょう。
ソメイヨシノ、思川桜と続けて満開の桜を楽しめるのは小山市ならでは。小山市役所商業観光課によると「今週末(20~21日)では見頃を過ぎてしまうかも」とのことですので、満開の桜を見たい方はお早めに!