栃木県を拠点に活動する、フォロワー11万人超えのインフルエンサー「りん姉妹」が、創業160年の佐野市の老舗「御菓子処 太田屋」とタッグを組み、新たなお菓子「O.Rin(おりん)」を開発しました。老舗の技と、りん姉妹ならではの“今”の感性を掛け合わせて誕生した新スイーツ「O.Rin」の魅力とは? 太田屋で開催された商品発表会を取材してきました。
O.Rin(おりん)ってどんなお菓子?
ころんと丸くて、食べ応えのあるサイズ感
O.Rinは、ころんと丸いフォルムが印象的な焼き菓子です。

直径は約5.4cm、厚みは約1.8cmと、手のひらにちょうどおさまるコンパクトなサイズながら、ずっしりとした厚みもあります。「かわいさ」と「食べ応え」を両立した、絶妙なサイズ感です。
クッキー生地で味わう“新しいおいしさ”
O.Rinのコンセプトは、「丸くて可愛いもの、そしてどこか新しいもの」。

手に取ってもらいやすいよう、誰にとってもなじみのあるクッキー生地をベースにしつつ、“新しさ”も感じられる個性豊かな味わいを目指して開発されました。
クッキータイプの焼き菓子で、生地には栃木県産の牛乳を使用。中には、とろっとした焦がしキャラメルと、カリっと香ばしいくるみがぎゅっと詰まっています。
実際に食べてみた感想
ひと口食べると、クッキー生地はサクッと軽やかで、ほどよくしっとり。
焦がしキャラメルのコクと、くるみのカリッと食感が絶妙にマッチして、最後まで美味しく楽しめました。
「O.Rin」でしか味わえない新しい美味しさで、食べ終わったあとも満足感たっぷり。思わず幸せな気分になれるお菓子でした!
ご褒美おやつにも、手土産にも
日持ちのする焼き菓子なので、ちょっとした自分へのご褒美おやつにはもちろん、遠方の友人やお世話になった方への手土産にもぴったりなお菓子です。

りん姉妹提供
パッケージも上品でかわいらしく、「お土産にして誰かにあげたいな」と自然に思わせてくれる一品です。
なぜ「りん姉妹」と老舗「太田屋」は組んだのか
商品発表会では、りん姉妹と、太田屋6代目・阿部貴大(あべたかひろ)さんから、商品開発に至るまでの経緯や、O.Rinに込めた想いが語られました。
なかでも印象的だったのは、互いの仕事や考え方への深いリスペクトです。SNSを通じて栃木の魅力を発信し続けてきたりん姉妹と、160年にわたり地域とともに歩んできた太田屋。
立場は違いながらも、「栃木で本当に良いものをつくりたい」という共通の想いと高い熱量が、言葉の端々からはっきりと伝わってきました。
ここからは、そんな想いがどのようにして「O.Rin」というかたちになっていったのか、その背景をご紹介します。
創業160年の節目に生まれた、新しい挑戦
今回のコラボは、太田屋・阿部さんからの声掛けがきっかけだったといいます。

太田屋は、創業160年を迎える佐野市田沼町の老舗和菓子店。若くして太田屋を引き継いだ6代目・阿部さんは、長年受け継がれてきた技術と信頼を大切にしながらも、「新しいものをつくりたい」という想いを持ち続けていました。
一方のりん姉妹も、活動を続けるなかで、情報を届けるだけでなく、「栃木にこんなものがあったら」という自分たちのアイデアを、実際の“かたち”にしていきたいと考えるようになっていたといいます。
そんな双方の「栃木から新しいものを生み出したい」という想いがぴったり重なり、2025年7月、「O.Rin」プロジェクトが本格的にスタートしました。
5カ月で発売へ
O.Rinの発売日は、太田屋の創業160年という大きな節目に合わせて設定されました。構想から販売までに与えられた時間は、わずか5カ月。
コンセプトづくりにはじまり、レシピの試作と改良、ロゴやパッケージのデザイン、さらには販売する店舗や時期の調整、Instagramなどでの情報発信の準備まで―。多くの工程を短期間で進めていく必要がありました。
それでも、「妥協なしで完璧なものを作りたい」という想いは揺らぐことがなかったと言います。

りん姉妹提供
味のバランスや食感、見た目の印象、パッケージの世界観に至るまで、細部にわたって検討を重ね、何度も試作と打ち合わせを繰り返しながら、ひとつひとつの要素を磨き上げていきました。
「大変」よりも「楽しい」
ハードなスケジュールにもかかわらず、阿部さんが振り返る口調はとても朗らかでした。
大変というよりも楽しい、という感覚でした。
お菓子が「美味しい」のは大前提で、誰と、どういう気持ちでつくるかが大切だと思っています。
りん姉妹も自分も「中途半端なことはやりたくない」という熱量があって、2人の熱量を見ていると、一緒にやって良かったなと感じています。
老舗の確かな技と、りん姉妹の新しい感性がかけ合わさって生まれたO.Rin。こうしてO.Rinは、“栃木発の新定番”を目指す一品として形になりました。
「O.Rin」という名前に込められた意味
商品名の「O.Rin(おりん)」には、太田屋とりん姉妹、それぞれの想いが込められています。

- O=太田屋 +丸という終わりのない愛される形
- Rin=りん姉妹 ・凛とした上品さ
「丸」は“縁”や“輪”を連想させ、終わりなく続いていくつながりの象徴でもあります。
そこに、凛とした上品さを意味する「Rin」が重なることで、栃木から生まれる、新しい“贈る文化”を表現しています。
いつ・どこで買える?
商品ラインナップ
O.Rinは、自分へのご褒美にも、ちょっとした贈り物にも使いやすいラインナップです。

- 単品:270円(税込)
「まずは一度食べてみたい」「自分のおやつに」という方にぴったり。 - 6個入り:1,980円(税込)
きちんと感のあるギフト用におすすめ。箱入りなので、差し入れや手土産にも使いやすいセットです。
販売スケジュール

りん姉妹提供
- 発売開始日:11月28日(金)
- 販売店舗:御菓子処 太田屋(栃木県佐野市田沼町731)
まずは太田屋から販売スタート。
その後、12月中旬〜下旬頃より、栃木県内各地で順次販売予定となっています。
栃木県内にお住まいの方は、ぜひ公式Instagramをフォローして最新情報をチェックしてみてください。
りん姉妹からメッセージ
Instagramなどでの発信に加えて、この<とりぷれ>でもライターとして栃木県南部のおすすめグルメを紹介してくれている、りん姉妹の2人。
ふだんから「どんなお店が喜ばれるか」「どんな手土産がうれしいか」を常に考えている2人だからこそ、生まれた視点があります。

りん姉妹提供
りん姉妹は、O.Rinに込めた想いを、次のように語ります。
プレゼントは、その人のセンスや気持ちが伝わるもの。だからこそ、手土産には「絶対におしゃれで、絶対に美味しいもの」を選びたい――その想いを形にしたのが「O.Rin」です。そんな「O.Rin」をきっかけに生まれる輪(つながり)を、少しずつ広めていけたらと思います。
栃木のやさしいぬくもりをぎゅっと詰め込んだ、凛とした佇まいの「O.Rin」。
家族と囲むお茶の時間に、友人とのちょっとした集まりに、お世話になった方へのご挨拶に――。そんな“センスのいい選択肢”として、O.Rinは心強い存在になってくれるはずです。
おわりに

りん姉妹提供
りん姉妹の「栃木の魅力を伝えたい」という想いと、太田屋の160年続く技と挑戦心。その二つが出会い、重なり合って生まれたのが「O.Rin(おりん)」です。
栃木の新しい定番スイーツとして、これからどんな輪や縁を広げていくのか。そんな未来を想像しながら、お店でO.Rinと出会えたときには、ぜひ一度味わってみてください。
O.Rin公式インスタ:@o.rin_tochigi
太田屋ホームページ:https://ohtaya-kashi.com/
太田屋インスタ:@ohtaya_kashi
