栃木県栃木市の紫陽花(あじさい)の名所といえば太平山の「あじさい坂」が有名ですが、大平地区側の麓にある大中寺と清水寺も、隠れた名所として知られています。今週末を前にして、梅雨入りした6月21日(金)に開花状況を確かめてきました。
大中寺の開花状況は?
大中寺は「七不思議」が伝わるお寺で、栃木市周辺の方であれば「油坂」「根なしの藤」などのちょっと怖い話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
立派な門の手前、石段の両脇にあじさいが咲き誇っています。杉並木も相まって、一瞬、自分がどこにいるのか忘れるような光景。とても静謐で、心が洗われるようです。
茶店が連なる太平山神社近くの謙信平とは登山ルートでつながっていて、距離も1kmほどなのでハイキングで往復する方もいるようです。
境内のすぐ近くには、車が30台程度は停められる無料の駐車場があり、車でふらっと行きやすいのもうれしいところです。
所在地:栃木県栃木市大平町西山田252
清水寺の開花状況は?
清水寺(せいすいじ)は、太平山とは尾根続きの晃石山の麓にあります。石段の上にある観音堂が美しいお寺です。
こちらは、林道沿いのあじさいが見頃に。青、紫、ピンク…と色とりどりできれいです。
観音堂周辺でもあじさいが咲いています。淡い紫の花がまわりの風景に溶け込み、見ているだけで癒やされます。
清水寺も境内のすぐ近くに、車が15台程度は停められる無料の駐車場があります。太平山ほど知られてはいないので、静かにお花見が楽しめるのがいいですね。
周辺は、ぶどうの栽培が盛んで「大平ぶどう団地」と呼ばれるエリアです。今季の直売を始まっている農園もあるようですので、お土産におすすめです。
所在地:栃木県栃木市大平町西山田3427