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茨城県桜川市の「魅力発見! 体験ツアー」が好評です

桜川市を移住候補に! 地域おこし協力隊企画の「魅力発見ツアー」好評 そば打ち、野菜収穫体験



茨城県桜川市の地域おこし協力隊が企画、運営する「桜川魅力発見! 体験ツアー」が好評です。東京都内に住む人たちを対象に、無料で桜川市の名所を巡ったり同市ならではの体験をしたりしてもらい、市の認知度向上と将来の移住促進につなげるのが目的です。7月中に3回実施することになっており、既に2回が終了。3回目は7月25日、新鮮な野菜の収穫と真壁祇園祭りを見物してもらう内容になっています。(募集は終了)

7月6日に実施した2回目のツアーは「そば打ち体験とあじさい祭り」。茨城県立真壁高校(石塚幸光校長)の稲荷原農場(桜川市原方)でそば打ちに挑戦、その後、同市本木の雨引観音で7月20日まで開催中のあじさい祭り、同市鍬田の産地直売施設「加波山市場」で買い物などを楽しむ内容でした。

真壁高校農場でトウモロコシ試食

ツアーには、東京都内や千葉県内から男女6人が参加。つくばエクスプレスつくば駅に集合し、桜川市のラッピングバスに乗って、まずは真壁高校稲荷原農場へ。そば打ちに先立ち、農場で栽培しているトウモロコシの収穫を体験し、試食しました。

真壁高校の稲荷原農場で旬のトウモロコシを収穫しました=桜川市原方(桜川市提供)

真壁高校の稲荷原農場で旬のトウモロコシを収穫しました=桜川市原方(桜川市提供)

続いて真壁高校の調理室に移動し、そば打ちを体験。同市のそば打ち教室(講座)で講師を務める男性3人と、真壁高校の教諭らが指導します。そば打ちは、参加者全員が初体験ということです。

まず先生が、練って伸ばし、畳んで切るまでの見本を示します。ツアー参加者たちは一連の作業に熱視線を注ぎます。

ツアー参加者らにそば打ちの見本を見せる講師(左)=桜川市原方

ツアー参加者らにそば打ちの見本を見せる講師(左)=桜川市原方

いよいよ参加者によるそば打ち開始です。桜川市は茨城県内でそばの収穫が最も多い自治体になります。今回のツアーに際し、地元産の良質な「常陸秋そば」を用意し、前日にひいて粉にしました。

つなぎに小麦粉を2割使う二八そばを作ります。粉の量は700グラム。大盛り5人前です。参加者らは粉をふるいにかけ、水を加えながら指で混ぜていく作業に入ります。難しい作業の一つが水加減ということで、調理室の気温や湿度を考慮し、水を350㏄入れ、その後は少しずつ足しながらの作業になります。

ホワイトボードに書かれた「水の量」

ホワイトボードに書かれた「水の量」

粉が大きな団子状になったら、改めて練っていきます。さらにのし棒を使って薄く四角状に伸ばしていきます。

のし棒を使って薄く四角に伸ばしていきます=桜川市原方

のし棒を使って薄く四角に伸ばしていきます=桜川市原方

生地が薄く均等に伸びたら、折り畳んで切っていきます。同じ太さ(細さ)に切る作業も難易度が高く、参加者らは悪戦苦闘しています。

折り畳んだ記事を均等な太さに切っていきます=桜川市原方

折り畳んだ記事を均等な太さに切っていきます=桜川市原方

先生3人の絶妙なフォローのおかげで、全員がそばを打ち終えました。最後にゆでて試食します。

大量のお湯でゆで上げます=桜川市原方

大量のお湯でゆで上げます=桜川市原方

打ちたてのそばに舌鼓。笑顔があふれます=桜川市原方

打ちたてのそばに舌鼓。笑顔があふれます=桜川市原方

初めて打ったそばと先生が打ったそばを食べ比べます。自分のそばに感動しつつ、先生のそばのおいしさに皆が感動。東京都中央区から参加した女性は「先生が的確にアドバイスしてくれました。そば打ちにこんなに技術がいるのかと驚きました」と感想を話し、「東京から近いのに自然が豊かで田園風景が美しい」と桜川市の魅力を語ってくれました。


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