栃木市
栃木市総合運動公園を飛び出した選手たち=2023年(下野新聞)

栃木県郡市町対抗駅伝のコースが変わる! 新たに栃木市のある地区をランナーが走ります



栃木県内各郡市町の代表選手たちがタスキをつなぐ伝統の「栃木県郡市町対抗駅伝」。栃木市総合運動公園が往路→復路の折り返し地点となっていることから、この<とりぷれ>エリアとも関わりの深い大会ですが、来年2025年の第66回大会からコースが変更になるそうです。いったい、どんなルートを走るのでしょうか。

いままでのコースは?

栃木県郡市町対抗駅伝競走大会は1960年に始まった歴史のある大会で、毎年1月の最終日曜日に開催されています。

長らく栃木県庁(宇都宮市)と日光の二社一寺近くの日光市総合会館を往復するコースで開催されてきました。国道119号(日光街道)を使用し「山上り」「山下り」ありの名物コースでしたが、雪で中止となる年もあり、コース変更が検討されるようになりました。

栃木街道の陸橋を通過する選手たち=2020年(下野新聞)

県庁と栃木市総合運動公園陸上競技場を往復するコースに刷新されたのは、2005年のこと。県内屈指の交通の大動脈、県道宇都宮栃木線(栃木街道)がメインルートとして使われます。

以来、20年近く「栃木路」での熱戦が続いてきました。下野新聞社の報道によると、今回は栃木街道の交通量の多さなどを踏まえて、近年では2度目となる大変更が決まりました。

*今年1月の第65回大会は栃木市総合運動公園陸上競技場の改修工事もあり、宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎ(栃木県総合運動公園陸上競技場)でのトラック周回での開催でした

どこを走るようになるの?

では、どんなコースになるのでしょうか。大きな変更点をまとめました。

  1. 往路スタート・復路ゴールの発着点が県庁からカンセキスタジアムとちぎに移ります。第1回大会から宇都宮市中心部が発着点となってきましたが、おそらく初めてコースから外れることになります。
  2. 栃木街道の使用箇所が大幅に少なくなります。栃木街道を走るのは宇都宮市内、壬生町内の一部のみ。栃木市内では旧栃木街道や広域農道などが新しくコースに組み込まれます。
  3. これまでコースに入っていなかった栃木市都賀地区をランナーが通過するようになります。さらに、それに伴って都賀中学校が中継所に。往路の4区→5区、復路の6区→7区のタスキリレーが行われます。

都賀地区にお住まいの方にとっては、びっくりするニュースだったのではないでしょうか。「選手を家の近くで応援できてうれしい」「当日の交通規制や渋滞が心配」という両方の思いがあるかもしれません。

*Googleマップは下野新聞社の報道を参考にまとめたコースイメージです(正確なコース図は、のちほど栃木陸上競技協会ホームページで発表があるかと思われます)

新コースでの開催はいつ?

新コースでの開催となる第66回栃木県郡市町対抗駅伝競走大会は、2025年1月26日(日)に開催されます。

例年、その年の箱根駅伝やニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝)に出場した選手の走りが見られることでも知られていて、沿道には多くの駅伝ファンが駆けつけます。

ちなみに、<とりぷれ>エリアでは栃木市、足利市、佐野市が過去に総合優勝を経験しています。小山市も入賞の常連で、強豪の那須塩原市、宇都宮市などと優勝を争っています。

まだまだ先の話ですが、どんな大会になるか注目ですね。


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