栃木県足利市の足利富士浅間神社で6月1日(土)、赤ちゃんの額に御朱印を押して健やかな成長を願う「初山のペタンコ祭り」が開催されます。市外からも毎年多くの家族連れが訪れる人気行事。額に御朱印を付けて泣いたり笑ったりするお子さんの姿は、一生の思い出になること間違いなしです。
男浅間と女浅間
かわいらしい響きの「ペタンコ祭」という呼び名は、はんこ(御朱印)を額にペタンと押すことが由来となっています。
およそ300年前に始められたとされ、渡良瀬川の洪水や疫病、飢饉で多くの子どもが苦しんだ時、浅間山から龍が上り、子どもたちが救われたという伝説が起源になっているそうです。
祭りが開催されるのは、神社がある浅間山の山開きの毎年6月1日。神社は男浅間(上の宮)と女浅間(下の宮)と呼ばれる別の山に分かれていて、男の子は男浅間、女の子は女浅間で御朱印を押してもらいます。
御朱印にも違い
もともとはこの1年の間に生まれた赤ちゃんを連れて参拝する行事ですが、近年では1歳より上のお子さんが御朱印を押してもらうことも多く、特に年齢制限を設けているわけではないそうです。
道路を隔てて、南東に男浅間、北西に女浅間があります。麓から山頂の神社までは男浅間が歩いて約20分、女浅間が約10分の道のり。子どもを抱えて上るのはなかなか大変ですが、ここは大人たちの頑張りどころです。
押してもらう御朱印に男女で違いがあるのも、このペタンコ祭りの特徴です。男の子は桜の花びら型、女の子は角型の御朱印を押してもらいます。
きょとんとした顔で御朱印を押される子もいれば、驚いて泣き出してしまう子も。なんとも愛らしく、また、お子さんの成長を実感できる瞬間です。
御朱印代は700円。そのほか、神社では伝説の龍が描かれた絵馬、お札などの販売も行われます。
河川敷に臨時駐車場
毎年多くの家族連れで賑わうペタンコ祭りですが、今年は土曜日の開催となることから、例年以上に混雑が予想されています。
車での来場者は、渡良瀬川右岸(南側)河川敷に設けられる臨時駐車場が利用できます。神社は東武足利市駅、JR足利駅からも徒歩圏内にあるので、鉄道を利用するのもよさそうです。
御朱印は8:00~17:00頃までの受け付けです。順番待ちの行列ができることもありますので、時間にはゆとりをもって来場しましょう。
期日:6月1日(土)
時間:8:00~17:00頃
会場:足利富士浅間神社(栃木県足利市田中町)
詳細:足利市観光協会ホームページ内(https://www.ashikaga-kankou.jp/event/petanko_matsuri)