夏休みの自由研究にもぴったり　栃木市のとちぎ花センターで「食虫植物展」開催中です

栃木県栃木市のとちぎ花センターで企画展「食虫植物展 食虫戦士タベンジャー大図鑑」が開催されています。虫を捕らえる食虫植物を、悪と戦う“ヒーロー”に見立てた人気企画の第2弾。9月1日（日）までです。

7人の“食虫戦士”を紹介

みなさんは「食虫植物」をご存知でしょうか。葉を閉じたり粘液で絡めとったりすることで虫を捕まえ、自らの栄養源としている植物の総称です。

とちぎ花センターでは毎年夏休みの時期に、そんな「ちょっと怖いけど気になってしまう」存在、食虫植物をテーマにした企画展を開いています。

昨年からは「より子どもたちに興味をもってもらいやすいよう」にと、食虫植物たちを“戦隊もの”としてキャラクター化。それぞれの戦士のキャラには、虫の捕らえ方などの特徴が反映されています。

今年は、昨年からの5種類（ハエトリグサ、ウツボカズラ、ムシトリスミレ、モウセンゴケ、サラセニア）に加えて、パイナップル科の「ブロッキニア」と、クリオネそっくりな形の「ミミカキグサクリオネ」が追加。7人戦隊にパワーアップしました。

ひとことで「食虫植物」といっても、その生態はさまざま（キャラを通して楽しく学べるのがいいですね）。図鑑をイメージしたという、扉を開けると本物の食中植物が見られる演出も子供心をくすぐります。

展示担当の稲葉英雄次長は「夏休みの自由研究のテーマにもぴったりです。夏休みに親子で来てほしいです」と話しています。

フォトスポットもすごい

展示以外にも、「食虫植物展」には子どもたちが喜びそうな仕掛けがたっぷりです。展示室の最後には、大人がすっぽり埋まってしまうほどの大きさのハエトリグサが…！

これは、来場者のためのフォトスポット。手動で開閉するため「捕食される姿が撮影できる」という、細かな演出にも驚かされます。

ほかにも展示室には、食虫戦士タベンジャー全7戦士のアクリルキーホルダーが入ったガチャ（1回300円）が置かれています。どのキャラが出てくるかはお楽しみ。

来館者には数量限定レアシールのプレゼントもあります（なくなり次第終了）。もらえるシールは日替わりとのことです。

「雑草たべてみた展」も

企画展が開催されているのは、大温室の「とちはなちゃんドーム」です。ドームの入館料は大人400円（3～5月は500円）、こども110円と、とてもリーズナブルです。

しかも、この入館料で「食虫植物展」だけでなく、熱帯・亜熱帯の珍しい花、植物、果実などを展示する鑑賞大温室、もうひとつの企画展「雑草たべてみた展」（9月1日まで）も見ることができます。

「雑草たべてみた展」は、展示担当者が実際に雑草を食べ、1週間分のレシピを考案したというインパクトのある内容になっています。こちらも必見です！