茨城県古河市立三和中(同市東山田、石塚浩司校長)は10月29日に開いた文化祭で、新しい制服を生徒や保護者ら約400人にお披露目しました。生徒や保護者らの意見を反映し、多様性にも配慮したということです。来年度の新入生から採用されます。
新制服は男女とも紺地のブレザーとグレーの下地に緑色のラインの入ったスラックスを基本とし、冬服ではスカートも選べます。胸元のリボンとネクタイはワンタッチで着脱可能です。
現在の女子の制服に使われる生地が入手しにくくなり、スラックスを希望する生徒や保護者が増えたことなどから、昨年夏に検討委員会を設置。生徒や保護者へのアンケートのほか、全校フォーラムや業者のプレゼンテーションを行うなど検討を重ねてきました。
ブレザーのエンブレムやリボンは全生徒からデザイン案を募りました。
リボンがお気に入りだという3年の並木みずきさん(15)は、後輩に向けて「自分の個性を大切にしてほしい」と話していました。