洗剤の名前なのに長~っ!群馬県千代田町から「名前でクスッ、使って納得」の楽しい返礼品が9月4日から登場しました。長い名前の理由とは…? 併せて、近年の物価高がふるさと納税の返礼品選びに影響しているという実態についてもお伝えします。
人口約10,900人、ビールで人気の町
千代田町についてざっと説明すると、群馬県東南の利根川沿いに位置し、人口は約10,900人。東京から約60km圏内で、県内からの距離が最も近い地域。ふるさと納税では、サントリー工場(同町赤岩)が製造するビールをはじめとした多彩な特産品を扱い、2024年度の受入額は県内最多を記録しました。そんな千代田町の返礼品に、興味深い洗剤が登場しましたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
【注目】国内で一番長い洗剤の名前
…という名前の洗濯用洗剤(液体)が、群馬県千代田町のふるさと納税の返礼品に登場しました。町が独自に調べたところ、洗剤の名前では国内で一番長いとのことです。

(※寄付額は各ふるさと納税のサイトを参照)
【注目】名前が81文字になってしまった理由
洗剤の名前は町民約60人が、楽しみながら考案。長いネーミングは、町への愛と遊び心が込められているからというのが理由の一つ。洗剤を使うたびに家族のみならず、見知らぬ人からも二度見されそうな商品ですね(寮などに置いて試すのもアリ…?)。
それにしても、町民が愛する町ってなんだか応援したいと思いませんか。
肌と環境にやさしい植物性由来
洗剤は、千代田町下中森の洗剤メーカー「マルフクケミファ」が製造。ISO9001の認定工場で、化学物質を極力使用せず肌と環境にやさしい成分で品質にこだわって作られています。すすぎ1回でもOK。実用性があり「名前でクスッ、使って納得」できそうですね。担当者は「名前は長いですが、使えばスッキリ!皆様の毎日に「ハレバレ」とした気持ちを洗濯と一緒にお届けします」と話しています。
みんな返礼品どう選ぶ? 7割が物価高を考えて… -コラム-
洗剤のように毎日使う生活必需品が近年、返礼品の中で存在感を高めています。その背景には、以前よりも高騰した家計に直結する品々を節約するために、選ぶものを変えた人が増加しているようです。
ふるさと納税の入門者向けサイト「はじめてのふるさと納税」が実施した、制度の利用実態などに関する調査によると、7割を超える人が返礼品を選ぶのに「物価高が影響する(影響しそう)」と考え、日用品を選ぶ傾向にあることが分かりました。

出典:はじめてのふるさと納税(https://furusato-nouzei.tax/)/返礼品を選ぶ基準に変化はありますか?

出典:はじめてのふるさと納税(https://furusato-nouzei.tax/)/返礼品を選ぶ基準
日用品を選ぶと答えた人がいる一方で、選ぶ基準に変化はないとの回答も3割近くありました。このことから、地域への貢献や珍しい特産品を楽しみたい人なども一定数いると考えられ、それぞれの人に合った幅広い目的で、ふるさと納税が活用されていることがわかりました。