2025年も残りわずかとなりました。北関東3県境エリアの生活情報サイト<とりぷれ>では、この一年に群馬県東部エリア(太田市、桐生市、館林市、みどり市、大泉町、千代田町、明和町、板倉町、邑楽町)で起こった“5大ニュース”をピックアップ。どんなことがあったのか、年の瀬に振り返ります。
サンダーズ B1の4季目、初のチャンピオンシップ出場

三遠に2連敗して準々決勝敗退となり、あいさつをする群馬クレインサンダーズ=静岡・浜松アリーナ
太田市を拠点とするバスケットボール男子りそなBリーグ1部(B1)の群馬クレインサンダーズ。
B1での4季目となった2024~25年シーズンを39勝21敗の東地区3位でレギュラーシーズンを終え、ワイルドカード(WC)1位で初のチャンピオンシップ(CS)出場を果たしました。CSでは初戦の準々決勝で三遠に敗れたものの、新たな歴史をつくりました。
現在、2025~26年シーズン真っ只中。2026年に始まる最上位カテゴリー「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」前の最後のシーズンとなる今季は、11月に負けなしの8連勝を記録するなど、徐々に調子を上げてきています。
12月24日時点で通算16勝10敗で東地区4位につけています。2季連続のCS進出、そしてその先の頂点へ勢いを加速させたいところです。
東京世界陸上で三浦龍司選手(SUBARU)が男子3000m障害で8位入賞

8位入賞を果たした三浦龍司=国立競技場
太田市と大泉町を拠点に活動するSUBARU陸上競技部に所属する三浦龍司選手が、9月に開かれた東京世界陸上の男子3000m障害に出場、見事8位入賞を果たしました。
決勝で三浦選手は、ラスト1周でスパート。最終コーナーの水濠を3位で越えましたが、残り50mで後続と接触して脚がもつれ、8位でゴールしました。
三浦選手はSUBARU所属2年目。1月1日に開催される第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)にもエントリーされています。その勇姿を生で見られるチャンスです!
球都桐生プロジェクト始動3年 王貞治さんが関連施設を視察!

東武鉄道新桐生駅で降り、球場風デザインのホームを視察する王さん
歴代にわたる野球の実績を軸に地域活性化を進める、桐生市の「球都桐生プロジェクト」が今年、始動から3年を迎えました。
今年は8月に「世界の本塁打王」の王貞治さんが関連施設を視察。かつて戦後初のプロ野球復活試合「東西対抗」が行われた桐生新川球場(現・新川公園)などを見て回りました。
王さんはプロジェクトについて「組織立っていて、手本として他県にも広めるべき。日本中の野球をやっている子どもたちと指導者に個の取り組みを共有したい」と話していました。
球都桐生スペシャルアドバイザーは元プロ野球選手で太田市出身の斎藤佑樹さん。フェンス越えの本塁打が出るような球場設計に意欲を見せています。
太田市に複合施設「エアリスベース」オープン

オープンしたエアリスベース=23日午前11時25分ごろ、太田市新田金井町
今年2月、太田市新田金井町に整備を進めていた太田西複合拠点公共施設「エアリスベース」がオープンしました。
1万5000冊もの漫画本をはじめ、書籍やDVDなど計18万点を所蔵する図書館に加え、保健センターや行政窓口などが備わっています。
2024年には施設内に、群馬県内最大のスケートボード場「エアリススケートパーク太田」も完成しており、さらなるにぎわいが期待されます。
桐生市の名物「コロリンシュウマイ」が閉店

最終営業日を迎え、市内外からファンが詰めかけた「コロリンシュウマイ」
桐生市民に長年愛された名物「コロリンシュウマイ」の販売店が12月上旬に閉店しました。
終戦前後に駄菓子屋の一角で販売を始めてから約80年、店舗を構えてから約40年の歴史に幕が下ろされました。
ジャガイモを中心に、玉ねぎやでんぷん、豚脂などを使い、形状は皮のないシューマイ。甘めのソースと青のりをかけ、温かく柔らかいうちに食べるのが鉄則でした。
販売最終日の12月4日は、開店前から約40人が行列を作り、名残惜しそうに店内や看板を写真に収める人の姿もありました。
