板谷波山記念館の入口=筑西市甲 地域別
展示館外観

筑西市の板谷波山記念館で、郷土の偉人、板谷波山の世界に触れてきました



みなさん、こんにちは! 暖かくなってきて嬉しい半面、冬場、早朝見える富士山が見えなくなってしまい、寂しい今日この頃です。でも大丈夫です。茨城県には筑波山があります! 筑波山を眺めて日々がんばりましょう!

とういうことで、本日は、茨城県筑西市にある板谷波山いたやはざん記念館に、お邪魔させていただきました。

板谷波山記念館外観=筑西市甲

板谷波山記念館外観=筑西市甲

板谷波山(1872~1963年)は、茨城県筑西市出身の陶芸家です。明治後期から昭和中期にかけて活躍し、日本の近代陶芸の開拓者として現在でも高い評価を受けています。1953(昭和28年)には陶芸家として初めて文化勲章を受章しました。茨城県の名誉県民であり、地元筑西市の名誉市民にもなっている、文字通り郷土の偉人です。

造形や色彩に完璧を期した格調の高い作品を制作し、葆光彩磁珍果文花瓶ほうこうさいじちんかもんかびん(1917年作)などが国の重要文化財に指定されています。理想の陶磁器づくりのためには一切の妥協を許さなかったその生涯は、2004(平成16)年に映画「HAZAN」として公開されました。

茨城県指定史跡に指定されている板谷波山生家=筑西市甲

茨城県指定史跡に指定されている板谷波山生家=筑西市甲

板谷波山記念館は1980(昭和55)年に開館し、1995(平成7)年にリニューアルしています。開館日であれば予約なしで、いつでも見学することができます。無料駐車場も10台あるため、車で行っても心配ありません。電車を利用する場合は最寄りのJR水戸線・下館駅から徒歩10分ほどです。

東京・田端の工房から移築された三方焚口倒焰式丸窯=筑西市甲

東京・田端の工房から移築された三方焚口倒焰式丸窯=筑西市甲

同館には、茨城県指定史跡に指定されている波山の生家が保存されているほか、東京・田端の工房にあった三方焚口倒焰式丸窯さんぽうたきぐちとうえんしきまるがま、作業場が移築されています。

作業場=筑西市甲

作業場=筑西市甲

展示館の入口=筑西市甲

展示館の入口=筑西市甲

同館では現在、板谷波山の五男、板谷梅樹(1907~63年)の作品を紹介する特別展「昭和モダーン、モザイクのいろどり 板谷梅樹の世界」が6月23日まで開かれています。タイルなどを組み合わせ、色彩豊かに風景や動植物を表現した、壁画や飾皿など74点が展示されています。

現存する中で最大の板谷梅樹作品「三井用水取入所風景」=筑西市甲

現存する中で最大の板谷梅樹作品「三井用水取入所風景」=筑西市甲

特別展の期間中のため、波山作品は展示されていませんでしたが、それ以外の期間は、板谷波山の作品や、妻まるさんの刺繍ししゅう作品が、年2〜3回展示を入れ替えて紹介されています。

今回購入品したグッズの一部です!=筑西市甲

今回購入品したグッズの一部です!=筑西市甲

館内の売店では、生誕150年記念や板谷梅樹特別展のために作られた品、波山の孫で板谷梅樹の娘の村田あき子さんが、波山のデザインをもとに作ったハンカチや手ぬぐいなど、他では手に入れることが難しい限定グッズも多数販売されていました。

アンケートに答えると、無料でハガキ3枚もらえます! 嬉しい!=筑西市甲

アンケートに答えると、無料でハガキ3枚もらえます! 嬉しい!=筑西市甲

板谷波山記念館で、波山の世界に触れ、陶芸や芸術に、ますます興味が出てきました。美しい作品で心潤わせ、皆さんもハッピーな気持ちになりましょう!

板谷波山記念館
住所:茨城県筑西市甲866-1
電話番号:0296-25-3830
開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日:毎週月曜日・年末年始(12月28日~1月4日)※4月30日、5月7日は休館
入館料:210円・団体160円(10名以上)、高校生以下無料
ホームページ:https://www.itayahazan.jp/

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