栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県の4県にまたがる渡良瀬遊水地のヨシ焼きが、2026年3月7日(土)8:30から行われます。遊水地内では2月27日(金)に火災があったばかりですが、実施に影響はないとのこと。見学時の注意点や周辺への影響についてお伝えします。
ヨシ焼きをする理由は?
ヨシ焼きは、よしず(日除け)の原材料となる良質なヨシを育てるため、病害虫の駆除を目的として行われています。

栃木市藤岡町の農家で製造される「よしず」=2024年6月(下野新聞)
日本最大級の遊水地である渡良瀬遊水地。その半分ほどを占める1,500ha(東京ドーム約320個分)のヨシ原が、熟練の技を持つ地元の方たちの手によって焼かれていきます。

炎と黒煙が上がる渡良瀬遊水地のヨシ原=2024年3月3日(下野新聞)
渡良瀬遊水地は、世界的に貴重な湿地環境としてラムサール条約にも登録されていて、ヨシ焼きは希少植物の保全にも役立つとされています。
見学時の注意点は?
遊水地のあちこちから炎と黒煙が上がる光景は、まさに春の風物詩。毎年、河川敷には多くの見物客やカメラマンが訪れます。
実施日前日の17:00から当日の鎮火後に安全確認がされるまで、遊水地のエリア内は立ち入り禁止となります。

目の前で見られる大迫力の炎と黒煙=2023年3月4日(下野新聞)
見学に訪れる際は遊水地西側の遊水池会館駐車場と、南側の中央エントランス下宮駐車場の2つの駐車場が利用可能です。
| 駐車場 | 台数 | 住所 |
|---|---|---|
| 藤岡遊水池会館 | 500台 | 栃木市藤岡町藤岡1788 |
| 中央エントランス下宮 | 200台 | 栃木市藤岡町下宮 |
炎が間近に迫る場合もあるので、関係者の指示に従って安全に見学しましょう。
周辺への降灰の影響は?
環境を守るために大切なヨシ焼きですが、私たちの日常生活という面では、灰や煙の飛散が気掛かりです。
風向きなどにより方向や範囲は変わりますが、遊水地に接する市町にとどまらない広範囲で洗濯物への付着、庭や屋根への降灰などといった影響が出る可能性があります。

ヨシ焼きに伴う灰のようなものが落ちていた栃木市藤岡町の県道交差点=2022年3月5日(下野新聞)
ヨシ焼きが行われる時間帯は「窓を閉めておく」「洗濯物を外干ししない」といった対応を忘れないようにしましょう。
3月7日(土)に降雨や強風などで実施できない場合は、
- 第1予備日:3月8日(日)
- 第2予備日:3月14日(土)
- 第3予備日:3月15日(日)
に延期となります。
実施判断は前日3月6日(金)13:00、最終決定は当日3月7日(土)6:00をめどに行われます。
最新情報は、渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団のホームページ(https://watarase.or.jp/)または自動音声案内(0282-62-0915)でアナウンスされます。
道の駅で「三県境フェア」
当日の3月7日(土)は、遊水地の南側からすぐの道の駅かぞわたらせ(埼玉県加須市)で「三県境10周年記念フェア」が開催されます。
栃木、群馬、埼玉の県境が接する隠れた観光スポット「三県境」のガイドツアーと、地元の栃木県栃木市、群馬県板倉町、埼玉県加須市の特産品販売などが行われます。
ヨシ焼き見学に訪れる際はこちらもぜひ。くわしくは後日、別の記事でご紹介予定です。
期日:2026年3月7日(土)
時間:8:30~鎮火確認まで
会場:渡良瀬遊水地(栃木県栃木市、小山市、野木町、群馬県板倉町、埼玉県加須市、茨城県古河市)
