栃木県小山市の中心部で7月20日(土)、夏の名物行事「祇園祭」の神輿渡御が行われます。JR小山駅西口からすぐの県道粟宮喜沢線の一部が歩行者天国になり、露店もずらり。今年は夕方から夜にかけての開催となるため、いつもとは違う雰囲気を楽しめそうです。
須賀神社の伝統行事
「祇園祭」は小山市役所近くにある須賀神社の例大祭で、7月14日(日)~21日(日)の1週間にわたり、さまざまな祭式が執り行われます。
そのなかでも、一般市民になじみの深い行事が7月20日(土)の神輿渡御です。
須賀神社の旧称「牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)」に由来する「アンゴステンノウ」という独特の掛け声とともに、お神輿が威勢よく街を練り歩きます。
歩行者天国となった県道は、担ぎ手や見物客などで溢れます。市民にとって、例年7月最終週に開催される「小山の花火」が夏本番を印象づけるイベントだとすれば、この祇園祭は夏の到来を教えてくれる行事となっています。
神輿渡御は17:00~
当日は須賀神社境内で16:30から発輿祭を行った後、17:00頃に昨年完成した豪華絢爛な「令和神輿」「女神輿」など計3基が街に繰り出します。
これまでは日中に行われていましたが、須賀神社によると「近年の猛暑を考慮して、今年は夕方からのスタートに変更しました」とのこと。見物客にとっても、少しでも涼しい時間帯にお祭りを楽しむことができるのはありがたいですね。
お神輿は神社境内から参道、県道を小山駅前方面へ進みます。祇園城通りの手前、まちの駅「思季彩館」前で折り返し、20:00頃には神社へと戻ります。
最後は大輪花火の打ち上げがあります。すっかり暗くなった夜空に打ち上がる花火は、例年以上にきれいに見えるのではないでしょうか。
祭りエリアで交通規制
祇園祭の開催に伴って、県道粟宮喜沢線の城山町・足利銀行交差点-宮本町交差点間は17:00~20:00の間、交通規制が敷かれます。
当日は須賀神社駐車場の利用はできません。車で見物に訪れる方は、徒歩数分の小山市役所駐車場などを利用しましょう。
また、夕方から夜にかけての開催になるとはいえ、この時期の暑さは侮れません。こまめな水分補給や帽子、日傘などといった熱中症対策はお忘れなく。