茨城県つくば市のコミュニティバス「つくバス」が、路線改正に伴い10月1日から同県下妻市大園木の「やすらぎの里しもつま」に乗り入れます。これに合わせて下妻市は、同所と下妻駅を結ぶ「下妻・つくば連携バス」の実証運行を同日からスタートさせます。乗り継ぎ路線の設定でつくば市内へのアクセス改善や交流人口の増加を見込んでいます。
連携バスは無料で1日8往復し、実証運行期間は2025年3月31日までになります。7人乗りのワゴンタイプを予定し、土日祝日も運行します。下妻市は「本格運行への移行を目指し、広報活動や利用状況の分析を行う」としています。
バスのルートは、下妻駅を出て西古沢、加養、豊加美市民センター入り口、亀崎を経由して「やすらぎの里」に入ります。乗車時間は約15分。定時定路線型の運行で、交通状況により乗り継ぎ接続ができない場合もあります。
「やすらぎの里」は下妻市南部の国道294号沿いに立地しています。農産物直売所、農産物加工施設、レストラン、トイレ、公園などがあります。県道つくば古河線で小貝川を渡るとすぐにつくば市になります。
つくバスは、吉沼シャトル(平日8往復、休日7往復)が「やすらぎの里」と研究学園駅を結びます。とよさと病院、筑波記念病院などを経由します。西部シャトル(3往復)も乗り入れ、上郷、島名方面を通り万博記念公園駅を結びます。運賃は200円から400円です。今回の路線改正で、みどりのシャトルが道の駅常総(常総市)に乗り入れます。
下妻駅とつくば市を結ぶ交通機関には、関東鉄道バス「下妻・つくばセンター線」があり、平日1日4往復しています。鉄道利用では、関東鉄道常総線で守谷駅まで行き、つくばエクスプレスに乗り換える方法もあります。