風薫る5月。一年の中でもっとも爽やかな季節です。初夏の風を受けながら茨城県八千代町の鬼怒川沿いをサイクリングしました。
鬼怒川河川敷を走る
午前11時、新緑に覆われた東蕗田天満社(八千代町東蕗田)を参拝して、八千代町自転車旅をスタートします。

御朱印の種類が多く人気の東蕗田天満宮=八千代町東蕗田
駐車場で折り畳み自転車を組み立てて、まずは農道や町道を走り、茨城県下妻市との境界にある大形橋へ向かいます。
八千代町といえば茨城県を代表する野菜の産地。気持ちよくペダルを踏んで、広大な畑の真ん中を進みます。

広大な畑の中の道を進みます
3.5キロメートルほど走って大形橋に到着、ここから鬼怒川河川敷を走ります。
大形橋には広い駐車場があるので、ここから自転車に乗り出すこともできます。

大形橋と折り畳み自転車
大形橋では薫風に乗ってこいのぼりが気持ちよさそうに泳いでいました。初夏ならではの風景です。

鬼怒川の川面を泳ぐこいのぼり
自転車をこぎ出してすぐにあるものが目に止まりました。
何とツリーハウスです。近くで草刈りしていた人がいたので話を聞くと、社長が趣味で造ったとのこと。
こんな場所で景色を見ながらお酒を飲んだら一層おいしくなるでしょうね。

二階建ての家より高いツリーハウス
サイクリングコースに戻り上流へと進みますが、鬼怒川はまったく見えません。5キロメートルほど走るとようやく流れが見えました。

清らかな鬼怒川と並行して走ります
川を見ながらのサイクリングは気分爽快です。サイクリングコースは道幅が広く快適ですが、車が走る場所があるので注意も必要です。
コースには休憩所もあり、いすに座って休むこともできます。休憩していると川面を渡る薫風が汗ばんだ身体を冷やしてくれます。

茨城県結城市との境界近くにある「川の一里塚」
帰りは寄り道 思わぬ出合い
ちょうど10キロメートル走ると茨城県結城市との境界に到着。ここで引き返します。同じを道を戻ってもつまらないので、スマホで周辺を検索すると釣り堀を発見しました。
サイクリングコースを外れて一般道を10分ほど走ると、「筑波流源湖」いう釣り堀があり、大勢の人が釣りを楽しんでいました。八千代町に釣り堀があるのを初めて知りました。
青空の下での釣りも楽しいのでしょうね。管理事務所を訪ねて話を聞き、改めて取材させてもらうことにしました。

筑波源流湖=八千代町小屋
その後、県道結城坂東線を走っていくと、ポツンと店舗がありました。飲食店かと思い近づくと、焼きそばやたい焼きなどの売店「一休」でした。

テイクアウトの店「一休」=八千代町佐野
自転車を降りて店舗前の貼り紙を見ると、何と「とりぷれ」エリアのソウルフードがありました。「煮イカ」です。ためらいなく1枚(600円)購入。晩酌のつまみです。

煮イカとの思わぬ出合い
思わぬ出合いに感激しながら自転車をこぎ、午後2時、東蕗田天満社に戻りました。
温泉、そして煮イカ
ちょうど3時間で20キロメートルほど走り、シャツは汗でびっしょり。でも八千代町にはうれしい場所があります。「八千代グリーンビレッジ・やちよ乃湯」です。東蕗田天満社から車で移動、約10分で到着しました。

八千代グリーンビレッジ憩遊館=八千代町松本
地下1500メートルからくみ上げた温泉はヌルっとした肌触り。露天風呂にも入りました。青空の下、薫風の中での露天風呂は身も心も癒やしてくれます。さっぱりと汗を流し、家路に就きました。

やちよ乃湯(昨年8月取材時に撮影)
話はまだ終わりません。午後4時に帰宅すると「煮イカ」です。「煮イカ」は柔らかく、程よい塩味がビールに合いました。

サイクリングの途中で買った「煮イカ」
よい汗をかいて、温泉で癒やされ、おいしい煮イカを味わう。初夏の八千代町サイクリングは楽しい旅になりました。
住所:茨城県結城郡八千代町佐野265
電話:0296-48-2591
営業時間:午前11時~午後6時30分(7月~9月は夏季休業)
住所:茨城県結城郡八千代町松本592
電話:0296-48-4126
営業時間:午前10時~午後9時(最終受付:午後8時半)
休館日:第2・第4水曜日
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