2万+1発「ちくせい花火」をもっともっと楽しもう!〈上〉 茨城の3社競演 尺玉20連発も 10月18日・筑西市



「ちくせい花火大会2025」のポスター(筑西市商工観光課提供) グルメ
「ちくせい花火大会2025」のポスター(筑西市商工観光課提供)

江戸時代後期から明治時代にかけて、茨城県の花火は筑西地域の砲術師から「砲術花火」として広がり、大正から昭和初期にはこの地域に多数の煙火製造業者がいたようです。

受け継がれるDNA

こうしたDNAが脈々と受け継がれているのでしょうか。今年で4回目になる「ちくせい花火大会」を担当する筑西市商工観光課係長の渡辺康久さんと採用2年目の川名琴音さんは、準備で毎日夜中まで残業が続く中、貴重な時間を割いて、大会にかける熱い思いを語ってくれました。大会は茨城県筑西市川澄の道の駅グランテラス筑西周辺で2025年10月18日(土)に開催されます。

打ち上げ総数2万1発、尺玉20連発など見どころがたくさんあります。

花火大会を担当する筑西市商工観光課の渡辺係長(右)と川名さん=筑西市丙

花火大会を担当する筑西市商工観光課の渡辺係長(右)と川名さん=筑西市丙

まずは大会の基本コンセプト。これは昨年同様に「他の大会がまねのできない唯一無二」

一つは、時速20,021発の圧倒的なスピード感
二つめは、花火王国茨城が誇る山﨑煙火製造所(つくば市)、森煙火工場(筑西市)、野村花火工業(水戸市)の3社夢の競演
そして三つめは、超快適な観覧環境
特に観覧時に欠かせないトイレ環境は、道の駅グランテラス筑西の設備やトイレカーの導入で、圧倒的な清潔感がとても好評です。

森煙火工場、野村花火工業、山﨑煙火製造所による尺玉打ち上げ(昨年の大会より。筑西市商工観光課提供)

森煙火工場、野村花火工業、山﨑煙火製造所による尺玉打ち上げ(昨年の大会より。筑西市商工観光課提供)

山﨑煙火製造所のスターマイン(昨年の大会より。筑西市商工観光課提供)

山﨑煙火製造所のスターマイン(昨年の大会より。筑西市商工観光課提供)

次にプログラムの概要です。今回も、自信を持って来場者に喜んでいただける、わくわく感にあふれたメニューに仕上がっているということです。

関連イベントを含めて主な見どころを紹介します。

告知雷(合図花火)が紡ぐ新企画(以下、(新))

午後2時 入場開始 行列ができないうちに売店巡りを楽しみましょう。

午後3時 合併20周年特別企画「日本花火鑑賞士会による花火セミナー」(新)
大会初企画として、花火鑑賞士が花火に関する基礎知識や大会の見どころを解説します。日本花火鑑賞士会では、これまで土浦全国花火競技大会や大曲の全国花火競技大会(秋田県大仙市)で開催してきました。

そして今回、有料観覧席に隣接した会場(道の駅フードコート内)で開催するのは初めての試みです。講師は、土浦や大曲のセミナーで講師を務めている、会のエース飯山信明さんです。画像や映像を使いながら、花火や大会の見どころなどを分かりやすく解説します。

午後4時から2回目もありますので、遅出の方はそちらにいらしてください。

午後5時 日の入り時間に昼花火5発
夜花火との違いは、音の迫力や、青空に映える煙の色・形を楽しむところで、一味違う、日本の伝統的な花火です。大曲では全国で唯一昼花火の競技が開催されており、担当する山﨑煙火は毎年作品を出品し、好成績を収めています。

「レクチャー花火」(新)
昼花火から間髪を入れず、花火DJの篠崎恵子さんと私小泉(2人とも花火鑑賞士)が、13種類の花火を「基本系」「彩り系」「進化系」「フィナーレ系」に分けて、打ち上げられる花火を見ていただきながら、その種類を解説します。

「ちくせい花火2025」のプログラム

「ちくせい花火2025」のプログラム

そして午後6時、いよいよ尺玉が打ち上げられます。〈下〉に続きます。

観客席発売中

道の駅の観客席は現在、増設して発売中です。音響設備も整った北エリア、東エリアも残席あるようですので、今からでも遅くありません。全プログラムがミュージックスターマインの極上のひと時。一緒に体感してみませんか。

観客席の一部

観客席の一部

交通規制図

ちくせい花火大会2025
開催日時:2025年10月18日(土)午後6時開始 ※荒天時は順延
会場:道の駅グランテラス筑西周辺(茨城県筑西市川澄1850)
問い合わせ:ちくせい花火大会実行委員会事務局☎0296-20-1160
ホームページ:https://chikusei-hanabi.jp/

 


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