初夏の風に誘われて外遊び。ハイキングに続く外遊びはサイクリングです。
日本ではサイクリングナショナルルートに3つのルートが選ばれています。「ビワイチ(琵琶湖一周ルート)」と「しまなみ海道(本州と四国を結ぶ海のルート)」そして「つくば霞ケ浦りんりんロード(旧筑波鉄道敷と霞ケ浦一周ルート)」です。
このうち「つくば霞ケ浦りんりんロード」は、とりぷれエリアの茨城県桜川市を通っています。今回は初夏の風に誘われて、桜川市内(岩瀬休憩所から旧酒寄駅)の自転車旅をのんびり楽しんでみました。
かつての線路を走る
出発点はJR水戸線岩瀬駅の南側にある岩瀬休憩所です。車は30台駐車できトイレもあります。駐車場で自転車を組み立て午前10時にサイクリングスタートしました。
岩瀬駅からJR常磐線土浦駅までは以前は筑波鉄道が走っていましたが、1987(昭和62)年3月に廃線となり、その後サイクリングロードとして整備されました。ルートは鉄道敷のためほぼ平たんです。
岩瀬駅から1キロメートルほど走ると、北関東自動車道をくぐるトンネルがあり、トンネルを抜けると里山の風景が広がります。
山の麓でコーヒータイム
500メートルほど走ると県道つくば益子線との交差点に出ましたが、左側にのぼりが見えたのでまずは最初の道草です。
「ONE BAKERY(ワン ベーカリー) 」というパン屋さんです。
お腹も少々空いていたのでチョココロネ(200円)を買っておやつにしました。うれしいことにコーヒーの無料サービスもありました。走り出してわずか10分足らずですが店の脇のベンチに座り休憩です。
お腹を満たして再び自転車をこぎ、2キロメートルほど進むと雨引休憩所(旧雨引駅)に着きました。休憩したばかりなので寄らずに通過しましたが、ベンチやトイレもあり、疲れた脚を休ませることができます。ホームには大きな桜の木が植えられていて、開花すると桜のトンネルのようになります。
常陸三山(筑波山・足尾山・加波山)ビューポイント
5月のサイクリングは風がさわやかで快適です。旧東飯田駅を過ぎると左側に猫パンチさんが紹介した加波山や足尾山が大きく見えます。
右側には筑波山フォトスポットと表示された看板があり、家族連れが写真を撮っています。親子3人で土浦-岩瀬を往復するとのこと。走行距離は80キロメートルに達します。「頑張ってください」と声をかけて見送りました。
サービス満点の「TuZKu」
旧樺穂駅を過ぎ、桜川市真壁町の市街地が近づいてくると、再びのぼりが目に留まりました。サイクリストたちでにぎわっています。筆者ももちろん道草をします。
焼きそばがメインのお店「TuZKu(つづく)」です。まだ午前11時ですが焼きそばとかき氷を注文し、早めの昼にします。
焼きそばは300円と安価な割に量があります。かき氷(200円)は練乳掛け放題です。しかも玉ねぎのおまけつき。玉ねぎはたくさん収穫できたもののお裾分けだそうで、いつもあるとは限りません。
心がほっと休まる、サービス満点のお店でした。
自転車旅はまだ始まったばかりですが、出だしから快調です。(続く)
ホームページ:つくば霞ケ浦りんりんロード
住所:桜川市真壁町桜井355−1
電話:090-1760-7229
営業時間: 平日午前10時半〜午後2時 /土日午前10時半〜麺がなくなるまで (月曜定休)
インスタグラム:焼きそばsta.TuZKu