桜川の呉服店「江戸初」で着物体験 手ぶらで行き気軽にレンタル、普段と違う自分になって真壁の町を歩きませんか!



レンタル着物で「真壁のひな祭り」を楽しみませんか=桜川市真壁町 地域別
レンタル着物で「真壁のひな祭り」を楽しみませんか=桜川市真壁町

茨城県内唯一の重要伝統的建造物群保存地域である桜川市真壁地区で、今年も2月4日(火)から3月3日(月)まで「真壁のひなまつり」が開かれます。地域の活性化を目指す住民有志の発案で、2003(平成15)年に初めて開催。今では100軒以上にひな人形が飾られ、たくさんの観光客が訪れる一大イベントに成長しました。

ひなまつり仕掛け人が営む老舗

「真壁のひなまつり」の仕掛け人の一人は、桜川市真壁町真壁の老舗呉服店「江戸初」3代目店主の柳田隆さんです。「江戸初」は、今年創業80周年を迎えます。

創業80年の呉服店「江戸初」=桜川市真壁町真壁

創業80年の呉服店「江戸初」=桜川市真壁町真壁

元々は「江戸屋」という旅館を営んでいたそうですが、呉服店として開業する際に、初代店主・初次郎さんから1文字取って、「江戸初」と名付けました。40年前に嫁いできた、隆さんの奥さまが初江さんということにも運命が感じられます。

現在では、着物はもちろんレディース用品、雑貨、学生服から、祭り用品、オーダーカーテンの注文まで、「衣」に関係するものが全てそろう、町になくてはならない店です。

「江戸初」の店内に飾られているひな人形

「江戸初」の店内に飾られているひな人形

コミコミ4400円の超お得値で

そんな「江戸初」では、8年前から4400円という破格料金で着物レンタルをしています。初江さんは着付けの先生として「着付け教室」も開催。「着物の素晴らしさを知ってほしい、普段と違う自分になって、真壁の街を楽しんでほしい」と、着物の普及活動の一環として着物のレンタル体験をスタートさせました。特に「真壁のひなまつり」期間中は、30人近い方が利用されるそうです。

種類豊富な着物は、東京・日本橋や京都に出向いて買い付けています。現在、女性物が30着、男性物が8着あり、柄も古典柄から、和町折衷のイラストが描かれたものまでバラエティーに富んでいます。

レンタル着物コーナー。小物まで全てそろいます

レンタル着物コーナー。小物まで全てそろいます

猫の草履は今年仕入れたものだそうです

猫の草履は今年仕入れたものだそうです

ひな人形が描かれた帯もあります

ひな人形が描かれた帯もあります

着付け場所になっている店舗2階には、豪華絢爛けんらんな着物が所狭しと飾られてます。着付けしていただきながら艶やかな着物を眺めるだけでも、お姫様気分に浸れます。初江さんがあっという間に着付けてくださるので、友人と一緒にレンタルするのもお勧めです。

艶やかな振り袖の着物が並びます

艶やかな振り袖の着物が並びます

うれしいプレゼント

さらにうれしいのが、着物レンタルした方には足袋ソックスを1枚プレゼントしていただけること。こちらも種類豊富で、どれにしようか迷ってしまいます。

着物レンタルした方には、足袋ソックスがプレゼントされます

着物レンタルした方には、足袋ソックスがプレゼントされます

今回選んだのは、茨城の県花でもあるバラの模様がモダンな紫色の着物です。帯は、ひな人形がデザインされたもの、草履は猫のイラストが描かれたものを着用しました。小物のバッグは、数種類の中から初江さんが選んでくださいました。

着てみての感想は、初江さんの着付けが手際良すぎて、こんなに簡単に着られるのかという驚きです。また、背筋が伸び姿勢が良くなる感覚があり、もっと日常的にも着物を着たいなと感じました。

ひな人形のディスプレイ前が写真スポットです

ひな人形のディスプレイ前が写真スポットです

友人同士、カップル、親子はもちろん、最近ではアジアやヨーロッパなど、インバウンドの客も多いそうです。歴史を感じられる町並みは、着物姿がよく似合い、みんなで写真を撮ったり、おいしい物を食べたり、いつもと違った旅の思い出を刻むことができます。

着物は、午前中にレンタルしたら夕方返却すればオーケーとのこと。今年のひな祭りは、呉服店の本格的な着物で真壁の町散策に出かけてみませんか。

「江戸初」の向かいで撮影していただきました

「江戸初」の向かいで撮影していただきました

江戸初
所在地:
茨城県桜川市真壁町真壁376
営業時間:
午前10時~午後6時(水曜定休)
電話:0296-55-0361/FAX:0296-55-0823
ホームページ:
レンタル着物で町歩き | EDOHATSU
※着物レンタルは要事前予約

有働 文子(フリーアナウンサー)

有働 文子(フリーアナウンサー)

東京都大田区出身。大手ケーブルテレビ局(現J:COM)に6年勤めた後に、茨城放送で2年間レポーターのお仕事とスタジオアシスタントを兼任。2016年4月から、フリーアナウンサーとして、関東を中心に活動中。東京→茨城の2拠点生活中。しっとり落ち着いたナレーションから、現場の臨場感たっぷりのレポート、会場の一体感を高めて盛り上げるMC、簡単なバイリンガル対応も可能。現在2児の母で、子育てにも奮闘中。

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