茨城県結城市結城の健田須賀神社で2025年4月15日(火)、五穀豊穣や産業振興を祈る春季例祭が行われ、太々神楽が披露されます。

健田須賀神社の拝殿=結城市結城
太々神楽は茨城県の無形民俗文化財に指定されていて、同市上山川の結城諏訪神社で毎年4月3日に奉納されています。起源は江戸時代中期ごろと言われ、12の舞で構成され、「上山川諏訪神社太々神楽保存会」が継承に努めています。結城諏訪神社のほかに健田須賀神社にも出張奉納しています。

太々神楽の奉納=結城市結城の健田須賀神社(同神社提供)
当日は神事の後、午後1時半から神楽殿で太々神楽が始まり、誰でも見ることができます。笛や太鼓の音に合わせ、五行の舞や猿田彦、翁、蟇目、稲荷、恵比寿の舞、さらに天の岩戸開きを題材にした舞など12座が奉納されます。また、縁起物の福餅がまかれます。