雑誌絵に詩や物語をつけてください! 大正-昭和初期に掲載 「1ページの絵本」の作品募集 古河文学館



太田三郎の作品(古河文学館提供) 古河市
太田三郎の作品(古河文学館提供)

古河文学館(茨城県古河市中央町)は、大正時代に創刊された絵雑誌「コドモノクニ」と後継誌「コドモノテンチ」で、当時掲載された絵に詩や物語を創作する「1ページの絵本」の作品を募集しています。

「コドモノクニ」と「コドモノテンチ」は大正・昭和初期の代表的な絵雑誌です。発刊に携わったのは、古河市出身の編集者、鷹見久太郎(1875~1945年)で、今回の企画は、市が所蔵する同誌の掲載画などを活用することで、児童文学に対する理解を深めることを狙いにしています。今回で18回目。

今回の課題は①太田三郎福与英夫-の作品。どちらか一つ選び、絵に合わせた詩や物語を自由に創作し応募してもらいます。(複数応募可)

福与英夫の作品(古河文学館提供)

福与英夫の作品(古河文学館提供)

募集は「小中学生」「一般(高校生以上)」の2部門。いずれも日本語よる未発表の作品で、20字詰め15行以内の縦書き。タイトルを付けます。古河文学館などに置いてある応募用紙、同館ホームページの専用フォームから応募できます。締め切りは9月10日

古河文学館=古河市中央町3丁目

古河文学館=古河市中央町3丁目

選考委員は、同市にゆかりのある一色悦子さん(児童文学者)、沖ななもさん(歌人)、金田卓也さん(大妻女子大教授・絵本作家)、佐怒賀正美さん(俳人)、石下典子さん(詩人)の5人。

部門ごとに大賞1人、準大賞1人、入選(小中学生16人、一般8人)を決めます。審査を経て10月末から11月初めに発表し、12月14日に表彰式を行います。

古河文学館の秋沢正之館長は「どのように解釈してもいいように、課題の絵のタイトルはあえて表記していない。自由な発想で作品を創作してほしい」と応募を呼びかけています。問い合わせは同館(電)0280(21)1129。


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